細々ながらパン焼き熱が続いています。
先日、こんな本をポチってしまいました。ちょっとお高いので中古本ですけどね。
日本で本格的な「フランスパン」を広めた立役者フィリップ・ビゴ氏の本。
フランスのトラディショナルなパンに関する材料や手法について、なぜそうするのかが簡潔に書かれていています。
写真もたくさん掲載されていますが、結構なボリュームの本で文字も多く「気軽に・手軽に・誰でも」系ではない教科書の趣。
教科書で基本を頭に入れたら自分の手で繰り返し繰り返し作って経験値を積むしかないということが、読めば読むほど伝わってきます。
そして「おいしいパンなら良い」というだけではなく、日本人にとっての米飯のごとく「毎日食べる主食としてのパン」という考え方が基本に流れているところが素晴らしいと感じました。
輸入した割高な粉、バターや卵をたっぷり入れた高価なパンではなく、手に入りやすく飽きずに毎日気軽に食べられるのが大切だと。
毎日お店に買いに行かなくてもよいように「日持ちのよさ」ということにも何箇所かで触れていますし、古くなっても工夫しておいしく食べる方法まで紹介しているの。
おいしいパンは手間がかかるものですから価格がある程度高くなるのは仕方がないと思うけど、写真映えする華やかでリッチな、かつびっくりするようなお値段のパンばかりが並ぶパン屋さんの台頭を苦々しく感じているので、ちょっとスカッとしました。
ハレの日の豪華でリッチな味わいのパンもたまには良いけれど、日々の主食としてシンプルで味わい深くて低価格のパンが気軽に買えるとうれしいのだけどね。
まだまだハードルの高い私のパン焼き。お米を炊くようにパンを焼けるようになりたいものです。
いつも応援ありがとうございます。
ポチッとしていただくと更新の励みになります。
↓ 読者登録もぜひ!