複数の本を広げあっちをパラパラこっちをぱらぱらしながら勉強している時に、本が「パタン」と閉じてしまうと本当にイラっとします。
メインで使っている教科書がまさにこれで、グイグイと開きグセをつけても全くダメ。重しになるものを置いたりクリップで留めたりするのだけど、ページを行き来するたびにいちいちどかしたり直したりで、キーってなる短気な私。
一方、超優秀なのがチャート式のシリーズ。今まで気に留めていなかったのだけれど、さっきふと気がついてしまったよ。
紙質なのか製本なのか開いたところがくたっと開いたままじっとしてくれているのがとっても嬉しい。
もちろん最初の20ページくらいまでは意識的に開きグセをつけてあげる必要アリだけど、真ん中あたりをガバッと開いてぎゅうぎゅうしても全く改善しない某教科書に比べたら雲泥の差。
ページ数が多いから紙は薄のだけれど、クリーム色がかっていて目に優しく裏写りせずしかも破れにくいという、ちょうど辞書のような使い心地。
派手さはないけれど黒、オレンジ、ブルーの3色で濃淡をうまく使った配色も絶妙で、文字の大きさや余白のバランス、注釈の入れ方など、見れば見るほど優秀な参考書だなあと感心しきり。
最近はいろいろと参考書類が出版されているけれど、フルカラーのものが多く、グイグイくる感じがちょっと暑苦しくて苦手です。
書店で手に取ってもらいやすいようにとか、パッと見てパッとわかった「気になる」、というのが重要なのかも。
大人向けの資格取得用参考書類も同様で、「初心者向け」「基本の〇〇」「これだけでOK!」的なキャッチーなタイトルがついたものほどカラフル。
これ、行き過ぎると大切な強調部分が逆に埋もれてしまうし集中力が削がれるなあと感じています。
よくある黒板イラストを背景にチョークの多色づかい、さらにポイントを赤の吹き出し、みたいなのは親切なようで全く逆効果だと思うの。
自分が学生の頃は「数学といえばチャート式」的になんとなく選んでいましたが、大人になってそのワケがわかるようになりました。この質実剛健さ、いいわあ。
もうひとつ地味に便利だなあと思うのが、取り外せる別冊解答集の方にも、問題文が一緒に印刷されていること。
別冊のページ数が増えてしまうとコスト増なはずなのにね。
別冊だけで問題集として完結していて、しかも問題のすぐ後に解答解説が載っているのでページをあっちこっちしなくてよいのがストレスフリー。
地味で分厚くて値段も高めだけど、使えば使うほど良さがわかってくるニクいやつです。
数Cが戻って8月に新版が販売開始。
フルカラーなのに煩くなくて見やすいなあと感じた中3生用の参考書は「馬〜のマークの参考書♪」ってCM(これをご存知の方は同世代ね)でお馴染み受験研究社のものでした。
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