【新しいNISA】の話題が続きます。
金融庁の公式サイトは必読
新制度の概要はざっと理解していたものの、改めて金融庁のwebサイトを眺めていて初めて知ったことがあったのでメモ。
「概要をちまちま読んでも理解できな〜い」という方、Q&Aから読んでみるのもオススメよ。
こんなQ&Aが目に入りました。
Q4:つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきることはできるのか。また、つみたて投資枠を使わず、成長投資枠だけを利用することはできるのか?
回答:・つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきることは、可能です。
また、つみたて投資枠を使わず、成長投資枠だけを利用することも可能です。ただし、成長投資枠の非課税保有限度額は、1,200万円とされています。
???と思って概要説明を再読。
・ NISA全体での投資枠は1,800万円(簿価)、何年かかって埋めてもOK、運用期間の制限なし(恒久)
・ ただし年間投資額には上限がある:つみたて枠→120万円/年、成長枠→240万円/年
・ 最大投資額:つみたて枠→1,800万円まで可、成長枠→1,200万円まで
つまり最大1,800万円を最大限使おうとしたら、成長枠は1,200万円までしか使えない(残り600万円分は必ずつみたて枠を使うこと)けれど、つみたて枠はNISA制度上限額である1,800万円まで購入可能。
「金融庁お墨付きの比較的安全な商品をコツコツ買う」という行動はとても優遇されているということね。ギャンブル的というかリスクリターンの振れ幅が大きい投資行動には制限をかけます、と。
投資の世界にある程度の馴染みがあれば「なるほど」と理解できることも、はじめてこの制度に触れる方には「なんのこっちゃ?」な部分も多いかも。
取れる方法のパターンが多いのも分かりにくさに拍車をかけているのかも。
ちなみに↓は両極端なふたつのパターン。両者の間に自分の最適解があるはずなんだけど、考えるのが面倒になってしまうよね…。
1.【最短期間で上限到達】<つみたて枠120万円x5年>+<成長枠240万円x5年>。毎月30万x5年ですね。
2.【細く長く50年かけて上限到達】<毎月3万円>x50年、または<毎月1万円+ボーナス月に12万円を年2回プラス>x50年。
若くて投資期間を長くとれる方なら後者を選ぶのが現実的よね。昇給にともなって月々のつみたて額を増やしたり、子育てや住宅購入で資金が厳しい時は減額も可能、場合によっては取り崩したってよいもの。
自由度があって羨ましいわ〜。
老後目前の投資戦略は悩ましい
この自由度ゆえに悩ましいのが我々アラカン世代。
配当が少しでも老後生活費の足しになれば…とチビチビ買い集めている株式。これらは成長枠に入れて配当を非課税で長期間受け取りたいという気持ちがあります。
ただ、売却で空いた分が翌年にならないと復活しないので、利益の出ている銘柄Aを売却して空いた枠で下がっている銘柄Bを買い足しすということが臨機応変にはできません。
あと、NISA枠で保有しているものは損益通算ができないということをうっかり忘れてしまいそう。要注意だね。
20代の投資戦略
先の長いムスメたちの作戦は簡単。
投資にまわせる手持ちの現金は【成長枠】でeMAXIS Slimシリーズの全世界(オルカン)とS&P500に一括投資、【つみたて枠】は毎月のお給料から細々とオルカンをつみたて。以上。
いずれ株式が欲しくなることがあれば【成長枠】も空いているし、その気がなければ延々と自動でオルカンをつみたてていけば十分かと。
上のムスメは社会人だけあって、いろいろ調べて私にも聞いてきたりするんだけど、下の子なんてまだ学生ってこともあり「投資」にはどうも及び腰。
ハハ主導で設定はしたものの、ほったらかしたまま忘れちゃうのでは?って心配になるほどの興味の薄さよ。
田舎ではたいしたお給料も期待できないし親が残してあげられる資産もないので、せめて早いうちから細く長くお得な制度で蓄えを増やせるように全力でバックアップ中。
#新しいNISA
#投信積立
#アラカンの投資
#50代老後資金
#主婦の投資
#つみたてNISA 大学生
いつも応援ありがとうございます。
ポチッとしていただくと更新の励みになります。
↓ 読者登録もぜひ!