先日読んで「ほえ〜」っと不思議な感銘を受けた全卓樹先生の本を2冊ほど借りて来ました。
なんとまあ詩的に表現されている量子の世界。
..が、これはさすがに数ページで閉じましたわ。
電子スピンとか、シュレーディンガー方程式とか、粒子の存在確率とかとかとか、学生時代に苦しめられた覚えのある言葉がサラサラと綴られているよ。
2023年のノーベル化学賞のテーマが「量子ドット」だったように、今やサイエンスもテクノロジーも量子論抜きに語れない時代なんだねえ。
心の余裕がある時に再度チャレンジしよう。
こちらは「銀河の片隅で科学夜話」の続編。
「エキゾティックな量子」よりは文字も大きくて(そこ?)シュールなカラー挿絵もたくさん入っていて(そこ?)、ぼちぼち読んでいます。
前作と同様ひとつの章は短めでジャンルごとに大まかにカテゴライズされています。パラパラ〜っとめくって気になったところからつまみ読み。
「返却期限までに読まなくちゃ!」と思うと強制的に手に取るので良いっちゃあ良いのですけど、こういう本て気の向いた時にポツリポツリと読む方が楽しいのよねえ…。
そしてこちらはAmazonに予約して購入した出版ほやほやの新刊本。
詩的じゃないけどワクワクする超現実的な投資の本です。
飛ぶ鳥を落とす勢いの元日経新聞記者の後藤さん。
日頃から「X」「note」などで発信されている内容は本当にわかりやすくて、誠実で真面目なお人柄が伝わってきます。
私は動画で見るのが苦手なのでちらりと見ただけですが、Youtubeも大変な人気のようです。
事実をきっちり正確に伝えるという手腕はさすが元日経記者さん。
その上語り口がとってもソフトで「教える・教わる」という解説本臭さを感じません。
「教科書」とは銘打っていますが、後藤さんが隣でおしゃべりしながら経済の仕組みを優しく教えてくれているという雰囲気。
具体的な金融商品について、取り立ててポジティブorネガティブに扱っていないのもよき。ポジショントークを警戒することなくリラックスして読んでいられます。
近頃はワイドショーでも「新NISA」の話題が扱われていて、今まで「よくわからん怪しい儲け話」扱いだった「投資」が一気に身近に。
でもねえ、政府お墨付きの安全な金儲けのように勘違いさせる宣伝広告が散見されるのもどうかと思うよ。
投資は投資。株式・投資信託・債券・為替取引・信用取引..などなど、リスクの大きさはそれぞれ。投資信託だって何百という商品があってリスクの高いものも混ざってるし。
ある程度自分の頭で理解して納得していないと、TVで顔の売れていて「これだけでお金が増える!」や逆に「これだけはおやめなさい」のような一言で言い切っちゃう系の本を出しているような「経済評論家」にひっぱられちゃいます。
「本を読んで勉強してます」はいいけれど、どのような方が書いた本を読むかで理解が正反対になってしまうから気をつけないと(自戒を込めて)。
その点、後藤さんの発信は具体的な答えをパッと教えてくれるわけではないけれど「自分で判断する」ための知識を与えてくれるのでありがたく思っています。
というわけで、本はもっぱら借りる派の私もこちらは迷わず購入。
機会があったらムスメたちにも手にとってもらいたいものだわ。
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