年金だけでは心配だし、かといって高齢になっても働けるのかと不安なシニアには勇気の出る記事。
シニアが人手に悩む外食の職場に新風を吹かせている。日本マクドナルドやスターバックスコーヒージャパン(東京・品川)はアルバイトの年齢上限がなく、マックでは65歳以上の8500人が働く。外食企業として最大規模で、10年近くで3倍超になった。2時間から単一業務を担う「プチ勤務」などで、学生スカウトや集客に貢献している。最前線...
シニアが消費者に接する最前線で活躍する日本マクドナルドとスターバックスコーヒージャパン(東京・品川)。両社ともあえて特別扱いをせず、若者とシニアの両輪で店の運営を支える。採用責任者にシニア人材が経験や能力を発揮しやすい職場づくりの要を聞いた。(聞き手は斎藤萌)【関連記事】分業徹底、全部できなくていい――どのようにシニア...
さすが外資系大企業、人を変えるのではなくて仕組みを変える。
最近のコンビニやスーパーは、レジの仕組みも含め「レジ打ちのパートでも..」なんて甘っちょろいものではなくなっています。
その上、年齢が上がるにつれ新しいことへの理解力も落ちるし、新たに入った世界のモロモロを理解&記憶しそれらを臨機応変に組み合わせた仕事をすることが困難に。
私が今ちょこっとバイトをしている職場もそうなのですが、ひとつひとつは簡単なことでも間違うと影響が意外に大きくて、お客様はもちろん他のスタッフさんたちに迷惑をかけてしまいます。
大学生や40代ママ世代のアルバイトの方がごそっと抜けたあとに、高齢(それでも60代ですけど)の新人さんが入ってきたのですが、3年近く経つのに驚くほど初歩的なミスを繰り返していて、周囲は頭を抱えています。
覚えられないのか覚える気が無いのか。
ウロ覚えのことや対応に迷いがあるときは慣れた人にひと言確認してくれれば良いのだけど、テキトーな対応しちゃってお客様がカチン!と。
トラブル発生になりかかったところで、周りがあわててフォローをしたり手続きのあれこれをやり直したりが次々発生。
凡ミス対策のダブルチェック事項もどんどん増えていて、せっかく人を増やしてもかえって労力が増えるのでは本末転倒です。
ここで働けなくなったらどこで雇ってもらう?新しい環境で新人として働くのが怖すぎるよね…、ってよく同世代の同僚と話をしています。
そんな不安を抱えた働きたいシニアはたくさんいると思うんですよ。
単純な業務を少しずつ担わせてくれて、その人のペースで徐々にスキルアップできる雇用環境が増えたらとてもありがたいです。
記事にある外食産業の例だと、業務を細分化して単一の業務ごとに習得・認証。教育教材もコンテンツがかなり工夫されているそうで、意欲さえあればどんどん担える業務が増えるようです。
各人のスキルを上手に組み合わせてシフトを組むので、雇用する側される側がウイン&ウインになるというのも良き。
接客や新人教育のクオリティーが属人化しておらず、必要なことを確実にこなせるようにする仕組み。工場の組み立てラインみたいじゃない?って思うかもしれないけれど、それでもいいじゃん。意欲次第でスキルアップチャンス&昇給の機会も与えられるなら。
対人で行うサービスの質がたまたま担当したスタッフの「人間力」に大きく依存するのは本当にリスクが大きいからね。
本来なら日常的などうってことない業務のはずが、こちら側の発言葉遣いひとつで相手の気持ちをイラっとさせ、リカバーするどころか次の一手でも収拾に失敗。さらに燃料さえ注いでしまうケースを見ているとねえ。
今後ますます進む高齢化や人手不足。
私も生涯現役で収入が得られればありがたいけれど、ポンコツ化が進む自分がやっていける仕事があるのかとっても心配。
雇用する側がナイスなシステムを作ってくれることで、働く側のの細かな事情に合わせた職場が作られていくといいなあ。
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