昨年秋からのコメ高騰。
原因として言われているのは…
ひとつにはウクライナ侵攻がきっかけで小麦が高くなったことと、物価高の中での節約志向から相対的に安いコメを食べる人が増えた。
さらに、インバウンドで外国人向け日本食のコメ需要の増大、なども言われています。
我が家周辺は稲作地帯。近所のコメ農家さん事情などもあれこれ耳にすることが多いです。
ここ数年は、人間が食べる「食用米」よりも「飼料米」の作付面積の方がはるかに多いと聞いていました。
「飼料米」とは牛や豚など家畜の飼料となるお米。茎や葉っぱごと刈り取ってロールクロップにし、畜産農家に買ってもらうのです。
栽培に手間がかからず田んぼを田んぼとして維持できること(耕作放棄地を作らない)、畜産農家は輸入飼料に頼らずに済むのでwin-winの素敵な取り組みだと感じていました。
ところが!
この食用米高騰対策として、この春は飼料米の作付けを減らして食用米を増やすそうです。
具体的な割合の変更はそれぞれの地域で異なると思いますが、かなりドラスティックに変化するみたい。
牛や豚さんのごはんを減らすわけにはいきませんから、畜産農家さんは輸入飼料の割合を増やすことになるそうですよ。
食糧安全保障の一環とはいえ、私たちの生活スタイルや経済の影響が末端の生産者の仕事に大きな影響を与えることに。
コメも野菜もお肉も牛乳やバターも全ては自然の恵み。
人間の都合で急にたくさん作って!と言われてそう簡単にはいきません。そして翌年ようやくたくさんできたと思ったら、収穫量が多すぎて値崩れするので廃棄とか、なんだかねえ…。
田植えの準備が着々と進む風景を眺めながら、私たち消費者はもっと生産者に思いを致すことが必要よね〜、と思ったりしています。
今日はパン焼き記録を書くつもりだったのに、すっかり話が逸れてしまいました。
コメが高いから..というわけではないのですが、消費期限が迫った(過ぎてるのもあるの!)粉を消費したくて連日パンを焼いています。
使ったのはフランスパン用の準強力粉「メゾン・カイザー」。下手な私が焼いても香りが全然違うんだもの、やめられないわ〜。

台でこねずにボウルの中でパンチを2回、発酵時間長めのほったらかし系です。
フィリングは、ベーコン・チーズ・砕いたフライドガーリックにバジルをたっぷり。
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