2026年前半、自分的ベスト本といえそうな2冊を記録。
図書館でようやく順番が回ってきた東畑先生の最新刊
著者が対応したクライアントさんのエピソードがいくつか登場(もちろんクライアントさんが特定できないような脚色が加えられて)。
カウンセリングの流れや心理士側が何をどう考えどう対応するのか、言葉のチョイスなどなど、テクニックのようでいてテクニックとは違うのですが…、まさに『カウンセリングとは何か』が語られています。
とても考えさせられる内容でした。オットやムスメに思うところを語っていたら、ふたりとも大変興味を示して「ぜひ読みたい!」というので購入。
私がオススメすればするほど、その本を読まない天邪鬼なムスメにしては珍しい。購入から10日ほど経ちますが、ムスメがなかなか読み進まず夫がしびれを切らしています(笑)。
「べてるの家」の向谷地先生を中心とするチームの当事者研究。心理畑の東畑先生に対し、向谷地先生は社会福祉系の方なんですね。
「この施設でいちばん大変な方を」とお願いして選ばれたという累犯受刑者を対象としたとのこと。
対象となった受刑者の変化はもちろんですが、チームに加わった刑務官(受刑者の直接担当ではない)へのインタビューからは「刑務所」という社会装置ならではの当事者研究の難しさが浮き彫りにされ大変興味深かったです。
実はこの刑務官さんが大学で福祉系専攻だったというのがあとから明らかになるわけですが、この当事者研究がうまくいくために大きなメリットだったという偶然。
「当事者研究」という仕組み、「べてるの家」関連、精神疾患にまつわる社会福祉関連の本をいろいろ読んでみたくなりました。
「刑務所で当事者研究をやってみた」を含む「ケアをひらく」シリーズ(医学書院)はどれもこれも興味深いタイトルが並んでいて、シリーズとして毎日出版文化賞を受賞したというのも頷けます。
だいぶ前に何気なく読んで心揺さぶられた「居るのはつらいよ」もこのシリーズの1冊だったのね。そのときの感想をこちらに書いています。
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