活字中毒なわりには小説があまり得意でない話を先日書きました。
普段手が伸びるのは、教育などの社会科学や心理とか哲学など図書館の分類でいったら1、3、4類付近。人や社会を分析・解説してくれる方面のものが好きなんですね、多分。
でも、リラックスしたいときの読書はやっぱり小説に限る。かなり前にヒットした図書館戦争シリーズや成瀬あかりシリーズ、原田マハさんの美術系のお話などは大好きなの。
この暑さとバタバタした気ぜわしさの中、硬めの本には食指が動かず何を手にとってよいのか迷子状態です。
そんななかKindleUnlimitedを眺めていたらこちらのタイトルが目に入りました。
たしか図書館の予約待ち人数が多い人気本だったような?と思い出し、読んでみることに。
そうそう!、こういうハートウォーミングな短編が続いていく系がよいのよ〜♪と読み始めたらページをめくる手が止まらず夜更かしして一気に読み終えたよ。
この読後感、前にも味わったことがある…と思ったら、同じく青山美智子さんのこちら(2021年本屋大賞)でした。
ほわっと軽くて、ストーリーもシンプル。物語の中に「憎しみ」「心の闇」のようなドロドロしたものが出てこない。もちろんちょっとしたスパイス程度には出てくるのだけれど、最後は美しい結末で回収されていくので読み疲れせずリラックスできるのです。
ひねくれ者の私は、この手の物語はすぐ飽きてしまって何冊も続けては読めないのですが、定期的に助けられるタイプの本。
話は逸れるけど、こういうさら〜っと読むタイプの本にはKindleリーダーが超便利。端末をクッションなどに立てかけごろっと寝転がってフリーハンド状態。
指でちょんとタップするだけでページがめくれるのがうれしい。だらけた姿勢だとページを抑えつつ本をキープするのが意外に疲れるのだよ。文庫本ならまだしも分厚い長編の単行本では長時間集中できないからね。
ティッシュをとったり照明を調節しようと一瞬本から手を離すときにパタンと閉じちゃうイライラ、この一瞬のためにいちいちしおりを挟む手間(これを手間って言っちゃうのもどうかと思うけどね)からの解放が想像以上に快適。
そのまま寝落ちしてページをグチャッと傷めてしまう心配もないし、次の日「どこまで読んだっけ?」と探すこともなく最終ページを教えてくれます。
もちろん、あの手触りや匂いは捨てがたいし、サイズ・用紙・インク・製本タイプetc.のブックデザインも本の楽しみのひとつ。機能性についても、全体のどのあたりに書いてあったかを探すときの一覧性の高さなど、電子書籍にはかなわないものがあるので、基本的には紙の方が好きなんですけどね。
長いこと「紙vsデジタル」のように思っていたけれど、時と場合によって便利で心地よいほうを選べば良いだけの話だよね..って今更ながら思っています。身体能力が衰えていくシニア世代にとってデジタルデバイスは意外と相性良いと思うのよ。
#読書記録
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