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図書館でこんなことが起きるなんて…



こんな物騒な事件があったようです。

二本松図書館にナイフ男 4人軽傷、傷害容疑で34歳逮捕

18日午後4時ごろ、二本松市本町の市立二本松図書館で、貸し出しカードの再発行を申し込んだ男が持っていた折り畳み式小型ナイフで館長(51)らに切り付けた。利用者の通報で駆け付けた二本松署員が傷害の疑いで福島市、自称アルバイトの容疑者(34)を現行犯逮捕した。

 同署や二本松市の関係者によると、館長が腕、嘱託職員の女性(55)が足をナイフで切られた。容疑者を取り押さえようとした利用者の男性(62)も手を切られ、別の男性(33)は取り押さえる際に足を捻挫した。4人は救急搬送されたが、いずれも軽傷。

 市の関係者によると、容疑者は同日午後1時30分ごろから図書館を訪れ、同日午後4時ごろ、1階カウンターでカードの再発行を申し出た。嘱託職員が確認したところ過去の登録がなく、運転免許証の住所が福島市の住所だったため「二本松市在住や在勤などでないと貸し出しできない」と説明した。容疑者は一度は外に出たが、ブロック片を手に図書館に戻り、カウンター内に入り嘱託職員に襲い掛かったという。

 嘱託職員が周囲に助けを求め、2階にいた館長や利用者らがブロック片を奪ったが、容疑者はポケットから出したナイフで切り付け、さらにもう1本のナイフでも切り付けたという。同署によると、容疑者は容疑を認め「職員の対応に不満があった」と供述している。

福島民友ニュース 2016年07月20日 08時31分



多くの人にひらかれた図書館。それだけに来館者にも様々な方がいるのでしょう。逮捕された男性は、市内在住・在勤ではなかった為に館外貸出を断られたことに腹を立てたようです。


自分が貸出利用の対象でないと知り『図書館の利用を断られた!』と、自分を否定されたような気持ちになったのでしょうか。


職員や利用者に大きなケガがなかったのは不幸中の幸いでしたが、それにしても『物騒な世の中だね〜』では片付けられないモヤモヤしたものを感じます。


自治体運営の公共図書館では、館内閲覧に限れば年齢・性別・国籍に関係なく全ての人にひらかれているところがほとんどのはず。

居住している自治体に図書館がない場合は、近隣の市町村で登録利用が可能だったり都道府県レベルの図書館を利用できますよね(距離的に実質利用できないということはあるかもしれませんが)。

図書館は、市民がよりよく生きる為に『知る権利・自由』が保障されている場所です。
昨年の夏休み終わりにこんなメッセージが話題になったように、何かから逃げ出したいとき、静かに自分の時間を過ごしたいとき、行き場のないときの避難所として誰でも無料で利用できる場所。

こんな有り難い場所ですが、現在私達が当たり前のように利用している図書館サービスの仕組みは、戦後に多くの方々が力を尽くして作り上げて下さったものです。そして市民の税金とスタッフの献身的な働きがあって維持されているものです。


あらゆる資料を手にすることのできる自由や権利、そのための便利な仕組みやサービス。これって本当に大事にしなくてはならないものだと思うし、人任せではなく自分達自身が努力して大切に守らないと。


この事件を起こした男性もどのような理由があったのかは知りませんが、自分のことだけ考えているうちに、自分の居場所をひとつ狭めてしまったのではないかと思うと、なんだか悲しい気持ちになります。


コメント

  1. 高橋二葉 より:

    Leeさんこんにちは!
    そうなんですね。そんなことがあったんですね~
    なんだか最近障害者施設の事件やら、理解できない事件が多いね。
    今は昔と違い情報が氾濫していて、不便さや感謝の気持ちが希薄で、それでいて個人の主張なんかはすぐに多くの人に拡散できる。
    言葉悪いけどそれをいいことに調子こいてる人多くないかあ~?
    Leeさんも気を付けてね~

    • LEE より:

      最近の事件を見ていると、ささいなことで腹を立てて、その怒りの矛先を自分より弱い立場の人に向けることが増えている気がするね。

      昔だったら、社会への不満をぶつける相手に選ぶのは自分より強い立場にいる相手だったような気がするけどねえ、政治家のような権力者とか身近なところなら学校の先生や親とかね。

      コンビニや役所の窓口のような『サービス』業ではお客さんに頭を下げるのが常だから、利用する人は何か勘違いしてしまうのかしらね。

      学校のいじめや職場でのパワハラ、家庭内DV、SNSで他人の行動を叩くのなんかも根っこは同じなのかも。なんだか不安ばっかりで未来に希望が持てない息苦しい社会で、誰にその怒りをぶつけていいかわからない。

      いろいろなことが便利になって、物があふれていて、世界中の情報が手のひらのなかにある。それなのになんだか自分だけ貧乏くじ引いているいるような不満は私も感じるし、子供たちの世代はもっともっとそれが強いと思うんだ。

      じゃあどうしたらいいの?って思うと、解決策なんか見つからなくて、せめて自分の手の届く人間関係だけでも気持ちよくありたいっていうところに行き着くんだよね。

      仕事以外でも、びっくりするような人に遭遇することがあるからお互いに気をつけようね〜。

  2. 高橋二葉 より:

    そうですね。
    やはりSNSなんかの影響は否定できませんよね~
    下の子もラインやるようになって、普段口も利かないようなおとなしい子が一人で暴言はいていて恐いというようなことも言っていました。
    もしかしたらSNSという仕組みによって、今まで、理性や羞恥心、自分なりのモラルなんかで抑えられていた性癖や問題な人格など、個人個人が麻痺してしまってきているのではないかな?
    それだけ人は周りに影響されやすく弱い生き物なのかもしれない。
    じゃどうしたらよいかって、私は一番はやはり家族や身近な人が気が付くしかないのではないかなと思うのです。
    今回の事件でも、知人たちが犯人が変貌していくのを見ているわけで、必ずサインはあると思うのです。それを直接どうにかすることが難しくても、話をして、こういったとらえ方もあるということを伝えるだけでも違うのではないかな?少しだけでも視野を広く目を覚まさせたいと・・
    なぜこう思うかというと、やはり耕也くんが変な事件があると必ず、自分もこうなっていたかもとしきりに言うからなのです。そういう人たちは必ず”自分は悪くない”という言葉を基本に生きている気がします。
    以前軽井沢のお店をやっていたときのアルバイトの女性も、こういった方が一人いて、とても言葉に敏感で、同じくらいの年齢でしたが、子供のような嫉妬心も強く、やはりちょっともめて辞めていきました。
    いろいろな方がいますが、そういった方と自分がどこまでかかわることができるかっていう、距離感というか尺度も難しい時代になってきましたね。
    あっ長くなってすみません。
    今日もがんばりましょう!

    • LEE より:

      うんうん。
      この手の話については、この年になるといろいろ考えさせられることが多いよね。

      憤りを感じたり、腹が立つことなどなど話したいことが山ほどあるのですが、
      この場で書くと差し障りがあることも多いので(笑)。

      直接会ってゆっくり話せる日を心待ちにしているよ〜。