Amazonに予約していたペライア先生のバッハフランス組曲、ちゃんと発売日に届きましたよ!
予約特典のチケットホルダーとやらもちゃんとついていました。『チケットホルダーってどんなの?』と思っていたのですが、いわゆるクリアホルダーのチケットサイズ。A4を横に3分割した大きさで、初めて見ましたが実際に使うことはなさそう。デザインは素敵ですが、ペラペラでバッグの中で折れ曲がってしまうこと間違いなしなので実用品ではなくコレクション品ですね。
バッハのフランス組曲は、2013年の来日プログラムの中でたしか唯一CDリリースされていなかった曲。後日NHKでコンサートの模様が放送されたので、この曲の発売を心待ちにしていた方も多かったのではないでしょうか。
私もその年のすみだトリフォニーでのコンサートを聴いてからというもの、フランス組曲欲しい病になっていました。ペライアが発売されないなら誰か他の演奏でも…と思っていたのですがなかなか思い切れずに時間が経っていました。
既に録音は終わっているというのにいつまでたっても発表されず、頼りはYoutubeの日々。とはいえYoutubeにアップされているのはコンサートプログラムになっていた4番だけでしたから『早く全曲聞きたいよ〜』とずっと思っていました。
そして9月にドイツグラモフォンとの契約発表と同時にこのCDリリースも発表。彼のtwitterでその記事を読んだ時は思わず『ヒャッホウ〜!』と心の中でガッツポーツしちゃいましたよ。
肝心の演奏ですが、こちらは私なんかがレビューするまでもなく素晴らしいものです。
テンポ・強弱・装飾音の入れ具合、練りに練られているのに(だからこそ?)自然に聴こえてくる素晴らしさ!。
バッハの鍵盤曲を現代のピアノで演奏すると、ともするとやり過ぎになりがちで聴いていて気持ちの負担を感じることが多いのですが、ペライア先生の演奏はそこが本当に絶妙なんですよね〜。優美で慈愛にあふれていて、聴く者がどんな心の状態の時でも淡々と側に寄り添っていてくれる、さらさらと流れる透明な水のようです。
今のところ、短調の1番から聴くよりもむしろ長調の4番から始まって、途中で短調の1〜3番を挟み、最後に長調の6番で華やかに聞き終わるというパターンがお気に入り。
通勤用のiPodにも入れたので、片道40分の一人ドライブがとても楽しみです。