小学校の図書室にある本を見ていると、図書館の本とは傷み方が異なることに気付きました。
図書館の本でよく見かけるのは、ページが外れているものとか、ノドのところでパックリと割れてしまったりというもの。
一方小学校の本では、下の写真のように背の上部がべりべり〜と裂けてしまっているものがとても多いです。
↓ 背が壊れて一部消失しています。
聞くところによると、図書館の本は外側がフィルムコーティングされているので背が裂けるような壊れ方はしないのだそう。
言われてみれば小学校の本はフィルムが貼られていません。
背の上部というのは、本を取り出す時に指をかけることが多く大きな力がかかるために、フィルムで補強されていないと壊れやすいというわけ。
その他にも、絵本では綴じ糸が切れたり緩んでいたり、また綴じ糸のところで紙が破けたりで、ページ全体がぐらぐらになってるパターンが目につきます。
↓ 糸が切れて本体と中身がバラバラ。
↓ 中身がバックリと割れています。
壊れ出したら早めに直すのが長持ちさせる秘訣なんだそうです。
それに『割れ窓の法則』で、傷んだ本がそのままになっているのでは子どもたちの本の扱い方も乱暴になってしまうに違いありません。
やっぱり壊れた本はできるだけ直さねば….と思うのです。
そんなわけで、今年も行われるこの修理体験のイベントに参加してこようと思っています。
昨年初めて参加してみた『本のお医者さん』という県立図書館のイベントです。
昨年は『こんなボロボロのもの持って行って大丈夫かしら….?』と思いながら小学校の壊れた本を持ち込んだのですが、きれいに直ったことにとても感激して帰ってきたのでした。
図書館の修理ボランティアの方に材料のことなども教えていただきながら、破れたところを専用のテープで貼ったり外れたページを元に戻したりという作業はなんとかできそうという感触。
一方壊れた絵本については表紙と中身をバラバラにして糸で綴じ直すという大掛かりな方法で、自力でやろうなんて想像もできない作業でした。
今年から図書室のボランティアに入るようになり、小さな破れやページのはずれなどはその時の記憶を思い起こしたり図書修理の本を読んだりしながら、ちょっとずつ補修するようにしてきましたが、やはり背が壊れたり糸の緩んだ本の多さは予想以上で、これらを直せるようにならないとダメだよねえ…という気持ちをいつも持っていました。
ですから今回は、帰ってきてから自分で同じ作業ができるようにちゃんと覚えてこようと思っています。
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