先日購入した製本キット。
なかなか取り掛かるタイミングがなかったのですが、オットも子どもたちもお出掛けしてしまったので本日決行です。
購入したキットの他に用意したのはこんな道具や材料。
図書室ボランティアに持って行っているカッター・ハサミ・定規・目打ちなどのちょっとした道具。
近所のホームセンタで購入したヤマト糊と木工用ボンドに和裁用のヘラ。
『ボンドのり』用の容器と水の入った計量カップ、ビゲンの白髪染め用ハケ、ティッシュやぬれタオル。教科書も忘れずに。
まずは教科書通りに『ボンドのり』を作ります。でんぷん糊10に対して1のボンドを水でトロトロに溶きます。どのくらい必要なのか見当がつかなかったので、とりあえず20gのヤマトのりをビンに量りとりました。
ちなみに使った容器は保湿ジェルの空き容器。糊を入れておくのにはジェルタイプの化粧品用の容器が良いと聞きました。容器の内側にへばりつきにくいのだそう。
小さな計量カップに入れた水を少しづつ少しづつ加えかき混ぜます。教科書には『すくうと糸のように垂れる状態まで』とありますが、思いのほかたくさんの水が必要でビックリしました。多分ヤマト糊と同量かそれ以上入ったかも。
最後に木工用ボンドを加えよ〜く混ぜ合わせます。
お次は材料の下準備。
見返し紙を表を内側にした半分に折ります。
表布の裏面に、ボール紙を置くための印つけ。四方のくるみの幅として外側から15mm。溝となる部分は7mm。きっちりと計っているつもりでも、ペン先の太さ分や目算の甘さが重なると微妙にずれてしまうのでかなり気を遣います。
印を付けたあとボール紙を並べて間違いがないかどうか確認。
平の角から3mm程度離して四隅を三角に切り落とします。(実はこの作業、厚紙を貼ってからするべきでした。目印をもとに先に切り落としちゃいましたがとりあえず問題は生じなかったのでホッ。)
これでひととおり準備ができたので、糊を使った作業に入ります。
(次回へ続きます)
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余談ですが、このキットは表布・厚紙・見返し用紙といった主要な材料が全てサイズ通りに裁断されています。
この『サイズ通り』というのが実はとても大事だと作り始めてから気が付きました。材料の寸法が正確だと全ての作業を安心して行えるのです。
寸法を正確にとり、直角と平行を出しながら切り出す作業というのは実はとても難しくて、筆記具の芯の太さやカッターの刃の当て加減ですぐに狂ってしまいます。ひとつひとつは小さいことなんですが、これらの作業をきちんとするかしないかが出来映えに大きく影響してしまうんですよね….。