世界規模で広がる若者のスマホ依存
ネトゲ廃人とまではいかなくとも、スマホの中毒性に頭を悩ませているのは日本だけではないのですね。
実は我家でも、昨日携帯端末を中学生のこどもから取り上げました。
本人専用のスマホではなく家族みんなで使う前提のiPad。
通信教育用に最新のOSが必要で1年前に買ったものです。(そのときの話はこちら)
その後の話を書きませんでしたが、結局のところ最新ではなく1世代古いモデルのiPadAir2をZ会を通じて購入しました。
多分Appleストアで学割で買うより安かったからだったと思うのですが、詳細は失念。
ちなみに中学生に学割は適用されませんが、私が学生ですしPTAの役員もやってたりするので適用されるんです。
まあそんな話は置いておいて、肝心の勉強の方は1年間もやらないうちに退会。理由はいろいろありますが今日は割愛します。
iPadを買う時に『勉強をしている時には、その合間にネットを見たりしないこと。お遊びに使うときは時間を決めて節度をもって』と約束をしてあったはずが、退会後はなし崩し的に約束は消滅。すっかりゲーム&動画&SNS専用機となってしまいました。
それから半年程、ときどき注意はしながらも一応本人の自由に使わせていたらどんどんネット浸りに。
『やるべきことをやった上で時間のメリハリをつけて使うこと』と何度も伝えているはずなのに、どうも実行出来ない様子。
『こういう状態が続くようならもう一切使わせなくするよ』とキツく言ったこともありましたが全く効果なし。
学校の成績は下がりようも無い位置だったので『成績が下がったから』という理由をつけることもできない状態のままいつ引導を渡そうかと思っていたのです。
で、昨日食事中の態度が悪かったことをきっかけに私が切れました。
何度も注意してもダラダラと使い続けているということは自分の欲望をコントロールできない状態。
もう物理的にアクセスできなくするしかないね、ということで使用を禁止しました。
本当に使えないとなったら本人の方から何か条件を提示してくるかな…とも思ったのですが、今日のところは甘んじて受け入れているようです。
お恥ずかしながら、若者定番のLINEはやらせていないので、有名人のインスタグラムをチェックしたり人気ユーチューバーの動画を見たりするだけでこんなひどい状態。
LINEなんか始めたらそれこそ気になって仕方がないのではないかと頭を抱えてしまいます。
SNSだって上手に使えば便利なツールなんだけどね。
学校やお役所が行うメディア教育なんかでは『親子で話し合ってルールを作り、節度をもって使いましょう』なんておっしゃいます。
大変ごもっともなお話です。
でもね親としては『ルールが守れれば苦労しないよ!』と投げ出したくなっております。
手のひらサイズの魅惑的なツールを手にしたら、大人でさえコントロールが利かないのです(歩きながらや運転しながらスマホをいじっている人のなんと多いことよ)。
自分をコントロールする力のできあがっていない子どもにそのような道具を与えること自体が問題なのではないかと。
かといって、まったくそのようなツールに触れないまま大人になって、魑魅魍魎の渦巻くネットの世界にいきなり放り出すなんてこともしたくないのです。
スマホ利用と学力に関して、因果関係についてはよくわかりませんが少なくともその相関性については明らかになってきているようですね。
ソーシャルメディアやインターネットテクノロジーがもたらした負の部分について書かれた様々な記事や本も読んだりはしているのですが、現在進行形の自分の子どもにどう対応したら良いのやら本当に頭を抱えておりますよ。
【東洋経済オンラインより】
スマホ中毒から脱するにはどうしたらいいか 〜アップルも真剣に考え始めた?〜
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