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ずっと開くことのできなかった絵本

大好きなのに、なかなか開くことができない絵本があります。
  
10年程前書店でふと手にとり迷うことなく購入した絵本なのですが、開くたびに泣けちゃって泣けちゃって。
  

  
おはなしに登場する女の子の姿が、当時10歳だった我が子とあまりにもぴったり重なってしまったんです。
  
顔も髪型も体つきも、本当に我が子がモデルかと思うほどでした。
  
  

子どもの成長を嬉しく思いながらも、だんだんと自分の手から離れていく寂しさが静かに描かれているの。

  
当時『ああ、こうやって自分の手を少しずつ離れていくんだな…。寂しいけれどそれを引き止めてはいけないんだ』と思ったら無性に涙が出てきてしまって。
  
それ以来この本を開くことがができませんでした。
  
  
  

今日、ある方のブログでこの絵本が紹介されていたのでちょっと勇気を出して手にとってみたんです。
  
当時泣けて泣けて仕方なかったあの場面この場面。やはり我が子と重ねてしまうとじわ〜っと涙が…。

  
でもね、久々に最後まで読むことができましたよ。
  
子どもが大きくなり、少しは距離を置いて見ることができるようにったせいでしょうかね。
  
  
  
『ちいさなあなたへ』は主人公が女の子を持つお母さんですが、その後男の子版も出ましたね。




余談ですが、このシリーズ『ちいさなあなたへ』は原題が『Someday』で『きみがいま』は『LittleBoy』。

女の子の未来を案ずる母と、男の子の今夢中になっている姿を見つめる母という視点の違い。

男の子しか持たないお母さんと女の子のお母さんの違いって、こういうことなのかもしれないなあ。