今週に入ってからの数日間、久々に脳味噌シェイクシェイクしていました。
事の発端は新しいMacBookの購入。
零細自営業者の我家では、Macで納品書や請求書の発行を行っています。
しかもおまけでついてくるクラリスワークスやAppleWoks(windowsとMSOfficeのような関係のソフトウエア)に入っているデータベースソフトで自作。
ところが最近のMacにはこのデータベースソフトが入っていないんですよ。
word、Excel、PowerPointに相当するPages、Numbers、Keynoteは入っているのですが簡易データベースソフトは無し。
やりたかったらFileMakerProを使えってことになっているようですが、5万円もする高機能ソフトを使うようなレベルじゃないのよ!!
ってわけで、新しいMacを購入するたびに伝票発行に使えるマシンが減っていき今や古〜いMacBook1台になっていたのです。
その最後の1台が最近かなり調子悪くなってきてたので、発作的に最新型を先週末に購入してしまったのですが肝心の伝票作成はどうしよう。
市販の伝票ソフトを買おうか、でもレイアウトは今まで通りにしたいし…そもそもこれ以上の出費は避けたい…。
あれこれネットで調べているうちに『そもそもExcelで出来るんちゃう??』と思い至り、さらに調べまくること半日。
かなりピンポイントで私のやりたい事を解説しているサイトを見つけました。
プログラムソースを公開してかなり詳しい解説もあります。しかも動画解説まで。
これはかなりいいぞ!!
と飛びついたもののExcelVBAでプログラムを作る…???マクロ???
なんじゃそりゃ〜、な感じでしたが背に腹は代えられない。
『ソースコピペでなんとかなるかなあ』ぐらいの気持ちで取り掛かってみました。
まずはざーっと解説を読み、ソースをコピペしてみましたがやはり一筋縄ではいきません。
やはり最初からじっくり取り掛かるしかないのね…。
この解説はデータ一覧から請求書を自動で作るのを目標に、徐々にプログラム作り上げていく初心者向け講座の体裁となっています。
簡単な部分から始まり徐々に機能を加えて便利にしていくような進め方。
その中に初心者が覚えるべき基礎的な事が順番にでてくる構成になっているので腰を据えて取り組めば基本的なExcelVBAが理解できる…はず。
今まで『Excelのマクロ』って何だろうと思っていたので、せっかくの機会と思ってここは勉強勉強勉強です。
素晴らしい解説サイトではありますが、右も左も分からない私にはプログラムそのものの理解が足りないので近所の図書館へダッシュしてVBAの教科書も何冊か借りてきました。
サンプル通りに何度も何度も書いたり消したり(時にはコピペ)しているうちに、やっとこさ自分のMacでプログラムが実行できた時の達成感!ビバExcel!。
途中でウインドウズとマックの違いから、そっくりそのままコピーしたのではうまくいかない部分があることも発見。
ドツボにはまったのはファイルの名前を指定する部分の\(バックスラッシュ)。
ここでも全角で書いちゃったけどMacのキーボードにこの記号をタイプするキーがないんです。
コピペしたプログラムを実行すると必ずこの部分でエラーになってしまうの。
どうしても理由が分からず『もうヤーメタ!』と放り出しそうになったところでなぜか普通のスラッシュを入れたのですね、ワタクシ。
そしたら、あれ?動いた!出来たじゃん!
なんだか自分でそんなことに気が付けたのがうれしくて俄然ヤル気を出した私。
何度も何度もサイトの解説を読み、時には教科書も開きトライ&エラーを繰り返しているうちになんとなく中身が理解できるようになってくるから不思議なものです。
我家の使い方には向いていない部分を少し変更してみたり、サンプルのデザインを我家流にした部分のプログラムを書き換えたり。
悪戦苦闘すること3日間。やーっとできあがりました。
内容は、納品データを入力しておくとその月の分だけを抽出してテンプレートシートに流し込み、あとはプリントするだけ、というもの。
ひとつのファイルに何年分でもデータを蓄積しておけるので、過去のデータの検索もカンタン。
納品書を書く時にデータを入力してしまえば、月末には実行ボタンひとつでその月の請求書が出来上がるという優れもの。
あり使い勝手は前よりずっとよくなったことでオットの評価も上々です。
↑この本、図書館では貸出し中だったのが残念。今後のために購入しようか検討中。
↑こちらを借りてきたのですが、解説が大変分かりやすくデザインも見やすい。パソコン関連教科書としては異色なイメージです。