久々に映画を見てきました。
家族3人で行こうと朝のうちにネットで座席予約していたのですが、いろいろあってオットと2人で。
子どものチケット1枚1,000円也を無駄にしてしまった話はまた別の機会に。
見てきたのは『ワンダー 君は太陽』。
トリーチャー・コリンズ症候群といって、生まれつき顔面や頭部の変形している遺伝的な症状を持つ少年オギーとその家族のお話。
オギーの視点、学校のクラスメイト、家族…と視点がクルクルと入れ替わりながら話が進むので、子ども・大人、生徒・先生・子どもを持つ親….どのような世代・立場の人が見ても共感できる登場人物がいると思います。
私はやはりオーギーの両親の目線で見てしまいました。
ジュリア・ロバーツ演じる強くて優しいママ。男同士の絆でオーギーを勇気づけるユーモアたっぷりのパパ。
他にも担任のブラウン先生や校長先生、お姉ちゃんのヴィアやその彼氏、それからヴィアとその親友(だった?)ミランダの関係も物語に良いスパイスになっています。
子どもにとっては、クラスメイトであるジャックやサマー、シャーロットや意地悪なジュリアンなど、やはりそれぞれキャラの立った登場人物が気になるところでしょう。
あらすじを読んだり映画のトレーラーを見る分には『障碍』や『いじめ』がテーマなのだと想像してしまいますが、実はちょっと違う。
なんというか『ふつう』って何だろう?とか、『強さ、優しさ』っていろいろな形があるね…とかとかとか。
多分小さなお子さんでもその年齢なりに感じるところがあると思いますよ。
2時間の映画でしたが、ちょっと駆け足気味なのが唯一残念でした。
原作の内容がかなり端折られているのかな?という印象だったので、是非とも原作の方を読んでみたくなりました。
印象的な水色の表紙と顔のイラストのこちら。
2016年に読書感想文小学生高学年の課題図書になっていましたね。
他の登場人物に焦点を当てたスピンオフやこの小説を元にした絵本も出ているようです。
出版元ほるぷ社のWONDERの特設サイトでは作者パラシオさんへのQ&Aや小説冒頭20ページ程が読めるので、興味のある方は是非覗いてみてください。