下の子がおススメしてくれる今月の展示。
10月は秋らしいスープの絵本が2冊。
右側の絵本は『大食いフィニギンのホネのスープ』。
お腹ペコペコで街にやってきた大食いのガイコツ『フィニギン』が主人公。
大きなお鍋に骨を一本放り込み、あとは上手に廻りを巻込んでおいしいスープを作ってしまうお話です。
フィニギンの作るスープが気に立った魔女やゾンビがとっておきの材料を手におそるおそるやってくるのですが、持ち寄る材料というのが『目玉の煮こみ』やら『コウモリのつばさ」。
設定の印象が強烈すぎてハロウインの日の話だったことはすっかり忘れていました。
子どもにとっては我家にある絵本の中でハロウインといえばこれなのだそう。
民話にこのようなおはなしがあり、それを元にした絵本が他にもあるようです。
みんなで小さな力を合わせれば….という若干説教臭いお話のようですが、ハロウインのお化けたちをネタにすればこんなに楽しい!
絵もポップだし、装丁も印刷がちょっと凝っているので子どもにウケるのも頷けます。
もう1冊は、仲良しのアヒル・ネコ・リスがおいしいスープを作る途中で喧嘩をしてしまうお話。
絵の色合いが本当にあたたかくて、カボチャのスープも美味しそう。
この本の表紙を見るたびに、『今夜はカボチャのスープにしよう〜♪』となってしまうほど。
動物たちのふかふかした毛並みや表情も丁寧に描き込まれているので本当に見飽きないの。
2冊とも、この時期の読みきかせにはぴったりだと思います。