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【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その1



【ブッカー】 x 【掛け方】のワードで検索して来られる方がいらっしゃるのですが、参考になる記事がなくて申し訳なく思っていました。


そこで一念発起(大袈裟だな)、私がやっている方法を記事にしてみることにしました。


動画から取り出した静止画を使用しているのでピンぼけも多いのはご容赦ください。写真が多くページが重くなるので、何回かに分けて掲載します。




余談ですが、ブッカーの貼り方をちゃんと教わったのは小学校の図書室ボランティアを始めるタイミングでした。

ずーっと前に教えてもらったことはあるものの、その後やる機会が全くなかったのですっかり忘却の彼方。ボランティアを始める時に『ブッカー貼れると助かるの〜』と言われ、昔のメモを見てみても全く出来る気がせず。

ネットで探しても、私の教わった真ん中(本の背にあたるところ)から表紙と裏表紙を別々に貼る方法が見つかりません。フィルム販売会社のサイトや図書館スタッフさんの動画など、どれも端っこからビーッと一気にくるんで貼る方法ばかり。


この方法は初心者にはちょっとハードルが高くてね。薄い本を貼る時などはフィルムの糊の面同士がくっついちゃいそうでドキドキしちゃう。


そんな私の体験から、『職場体験に来る小中学生でも失敗せずにやっている方法だから大丈夫!』と図書館職員の方に教えてもらった方法をご紹介することにしました。





【1.道具】


ハサミ:フッ素加工などノンスティックのもの。先端は丸くない方が使いやすい。
ハサミは作業性を左右するので、使いやすいものを1丁用意すると良いと思います。

私の愛用品はこちら↓。この値段で切れ味も素晴らしく、ノンスティックで切っ先の丸み具合が丁度よいので、私にとってブッカー掛けの必需品。

前にもこのハサミについて書いています。

切れ味の悪いハサミからやっと開放されました。 このところ、薄い粘着テープを細〜く切る作業が多いのです。紙からほんの少しはみ出したテープ...


こちらも切れ味がよくお気に入り。↑のGBS-600GLはブッカー専用としているので用途によって2本を使い分けています。

定規:長さ30cm程度。プラスチックでも竹製でもOK。
スキージとして使用します。100円ショップのものでも問題ありませんがペラペラしていると貼りづらいので、ある程度厚みのあるしっかりしたものを。


必要に応じてカッターとカッターマットも。


【2.本の用意】

一旦ジャケット(カバー)を外す。


ジャケットのソデの幅が広すぎるときは、余白を切り落としてもOK。


この本は切り落とす程でもなかったのですが説明のためにちょっと幅を詰めてみました。

ジャケットソデの上下を5mmほど斜めに切り落とします。

見返しの接着面積を広げるためと、貼った後に袖/見返し部分がぶかっと袋状になってしまうことを避けるため。


何冊も貼る場合は、この作業を先にまとめてやってしまうのがオススメ。


カットし忘れていると、フィルムを貼っている最中に切らねばならず大変やりにくいし、切りカスがフィルム面に貼り付いてしまうこともあるので。


4カ所切り終わったらジャケットを元通りに本に戻しておきます。


【3.フィルムの用意】

本のサイズに対して、上下左右それぞれ2.5〜3cm大きく切り出します。

表紙を上にし左端の位置を決めたら、背〜表紙を下へ、とぐるりとひっくり返していくと、<本の幅x2+背の幅>を簡単に決められます。

右端も左と同じだけの余白をとってハサミでカット。


上下にも左右と同じだけ余白をつけてカットしたらフィルムの用意はOK。


切る作業全てに共通のことですが、「チョキチョキ」ではなく「シャー」っとハサミを滑らすように使うと作業しやすい上に切り口がキレイ。


次はいよいよフィルムを貼っていきます。


【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その2へ続く。



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