荻上チキ x 日本の大問題【読書メモ】
読み終わらなかったけど、期限切れで返却。
最近のニュースでよく耳にするテーマがたくさんとりあげられています。
なんとなく『ヤバいぞ!』とは感じていても、具体的に何がどう問題なのかもやもやするようなことが分かりやすく解説されていて、文章も読みやすいので中高校生が読むにもいいんじゃないかな。
『暮らしの手帖』の連載でも感じたことですが、荻上チキさんの知識の豊富さや感性の豊かさには驚かされます。
まあ、それゆえにバシッと言い切らない(言い切れない)ことも多いので、読む人によってはイラッとするかも。
各方面に気を遣いすぎて煮え切らない…と感じる部分もあったりします。
でもそれって当たり前だよね。
これだけ社会の仕組みが複雑化して立場や利害関係も様々な人がいるのに、『これが正しい』『こうするべき』と言い切れる方がおかしい。
相手に分かりやすく説明することは大切だけれど、昨今の政治家たちのように細かいことは省いてスローガンのような短い言葉を連発する人には要注意ですよ。
そういう意味でこの荻上チキさんという方は、様々な視点から問題点を指摘した上で自分の考えをはっきり述べているので、信頼できそうな好印象。