ダメ、ゼッタイ。

地元の小学校図書館でのボランティア、細々とですが続けています。
 
 
たいていの場合は定期的に来校する図書館職員さんのお手伝い。
 
月に1〜2回、それぞれ半日程度お邪魔してきます。
 
 
始めてから2年程になりますが、これまではブッカーをかけたりバーコードラベルの上から保護シールを貼ったりという作業が中心でした。
 
その作業がほぼ終了したので、傷んだ図書の修理作業をぼちぼち進めています。
 
 
 
学校の本てビックリな壊れ方をしているものばかり!。
 
ブッカーがかかっていないので傷みやすい..という点を差し引いても。うーん。
 
ちょっと傷んだ時にすぐ手当をすればここまでにはならないと思うんだけどねえ…。壊れかかったものを使い続けているから加速度的に傷みが激しくなっちゃう。
 
 
 
部分的に破れているものはページヘルパーを貼るだけなのでチョチョイノチョイ。
 
『かいけつゾロリ』シリーズのページはずれは、水で薄めた糊をノドに細く注してからはずれたページをグッと押し込みクリップ止め。次回来るときまで置いておきます。
 
このような作業はサクサクと進むのですが、泣けてくるのがセロテープで補修されたものの始末。
 
 
ビリビリ〜っと破けた絵本や、ページがはずれてしまった『かいけつゾロリ』シリーズ。ご丁寧にセロテープでキッチリと貼り合わせてあるの(泣)。
 
これを丁寧に剥がすのが手間も時間もかかり心折れる作業です。
 
 
 
数ページに渡るセロテープ攻撃を始末してやっとノリ入れができる状態に。
 
午前中3時間もかかって、ゾロリの修理2冊しか出来なかったよ。
 
 
とにかく声を大にして言いたい。
 
図書館の資料にセロテープは厳禁
 
もし破れてしまったら、そのままの状態で先生や図書館のスタッフさんに申し出ましょう。
 
 
 
ちょっとした修理については、コチラの本が実用的でとても役に立っています。
図書館のための簡単な本の修理

 
 
 
 
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かつて『日本一の文化都市』を目指した市長がいた

私の住む自治体には、書物と音楽を愛した素敵な市長さんがいたんです。
 
今から30年以上も昔に『地方からの改革』を掲げ43歳という若さで市長に当選。
 
その後、3期目の任期中に退任し県知事選に出馬。
 
残念ながら県知事選には破れてしまいましたが、市長時代の業績が本当にすばらしかった。
 
『日本一の文化都市にしよう』という政策を掲げ、図書館ネットワークの充実や水戸芸術館の建設を実現されました。
 
市の予算の1%を館の運営にあてることとし、専属の室内楽団と指揮者を擁するという素晴らしい構想を実現させたのです。
 
所謂『貸しホール』は一切せず全てが館独自の企画による公演というの開館当時から今でもかわりません。
 
数年がかりで吉田秀和氏を口説き落とし初代館長に就任して頂いたことや、専属指揮者として小沢征爾さんを招聘したことでも知られています。
 
 
 
 
知事選に敗れた直後に病気で亡くなりましたが、まだ55歳という若さでした。
 
昨今の貧しい文教政策を嘆き、今でも大勢の人が『あの市長が生きておられたら….』と口にしています。
 
 
私も最近その思いが強く、改めて著書や追悼文集などを読み返しています。
 
 
 
読書文化の復権を / 佐川一信著
 
水戸発地方からの改革 / 佐川一信著
 
水戸の―空・風・人 / 吉田 秀和/著
 
声低く語れ / 佐川一信追悼集刊行会編集
 
 
 
調べてみたらAmazonでは売っていないものばかりですね。
 
『日本の古本屋』というサイトで見つかるものもあります。
 
もちろん、地元である水戸市立図書館や茨城県立図書館には所蔵がありますので、お近くの図書館を通して相互貸借で借りることも出来ますよ。
 
 
 
 
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戦後史とジェンダー【読書メモ】

読書メモ【勉強編】
 
 
 

戦後史とジェンダー
戦後史とジェンダー

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夏は戦争の時代に思いを馳せることが多いね。
 
女性視点の戦後史を手にとりました。
 
分厚い本ではありますが、いくつかのメディアに寄稿したものをテーマごとにまとめたものなので、気になったところから拾い読みしつつ読み進めています。
 
 
 
 
 

生きるための図書館: 一人ひとりのために (岩波新書)
竹内 〓
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こちらは司書資格の勉強をしていた頃に読みたかった内容でした。
 
『図書館サービス論』や『児童サービス論』、『図書館史』『図書館経営論』などのエッセンスをギュッとまとめたような内容なので、司書の勉強中の方にはいいかも。
 
 
著者は戦後日本の図書館黎明期に図書館界を背負ってきた方で、図書館の理想像を真正面から論じているところはかなり教科書的。
 
新書なんだから、専門職としての司書が根付かないどころか図書館行政がどんどん貧しいものになっているという現実への問題提起や解決策の提言がもっと欲しかったなあ。
 
大学教授の退官記念著書のような印象であまり新しい視点がなく、ちょっと期待はずれでした。
 
 
 
 
 
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『表現の不自由』について考える場を奪われてしまった。

あいちトリエンナーレでの『表現の不自由展』が中止になった件。
 
再びこういうことが起こる国になってしまったのか日本は…と愕然としています。
 
この件について自分の想いを書こうと思っていたのですが、考えをゆっくり言葉にする余裕がなく日が過ぎております。
 
政治家達の『検閲』に限りなく近いことばや態度。
 
少なくとも一部分の過激な人達の圧力からこの展示を守る姿勢がない時点で同じことだと思っています。
 
アーティスト達はどんなに悔しい思いをしていることでしょう。
 
京アニの事件があった直後ですから、ガソリン放火を連想させる脅迫に敏感になるのも無理からぬこと。
 
スタッフの安全も脅かされ事務局が対応に疲弊し切ってしまい、来場者を危険に巻込むような脅迫を無視できないということで苦渋の判断だったと思います。
 
 
 
この件について、茂木健一郎さんの発言に激しく共感。
 
連続ツイートブログで素晴らしい内容を連日投稿されているので、まとめておきます。
 
 
【あいちトリエンナーレの『表現の不自由展』の『少女像』を見て、あれこれと感じ、考えればいい】2019/8/2
 
【文脈だけで作品を決めていいのならば、美術展をやる意味はない】2019/8/3
 
【日本が尊敬され敬愛される国であるためにも、少女像の展示は続けた方がよかった】2019/8/4
 
【アートの批評性は、長い時間をかけて熟成しないとわからない】2019/8/6
 
【統計と同化圧力で形成される多数派はまどろんでいればいい】2019/8/7
 
 
 
 
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図書館員とらみちゃんの成長に合わせて新たに出版【本の修理】

またもや参加し損ねてしまった!!。
 
NPO法人書物研究会のクラウドファンディングプロジェクト。
 
【第2弾】傷んだ本の修理技法書を作り、本の寿命を守りたい。
 
 
2017年の第1弾はプロジェクト終了後にこの活動のことを知り、『もっと早く知っていれば参加したのに〜』と悔しく思っていたのですよ。
 
大切な本を未来に残す。傷んだ本の修理技法書を作ります!
 
Amazonから『とらの巻』の続編がオススメされて初めて第2弾のことを知ったというテイタラク。
 

続・図書の修理とらの巻
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図書の修理 とらの巻
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第一弾では本の造りや修理に関しての基礎的な考え方が網羅されている感じでしたが、続編では綴じ方の技術についてかなりページが割かれています。
 
新人図書館員のとらみちゃんがステップアップしたという設定。
 
 
 
 
たしかに、本の痛みをなんとかしたい!と小さな補修に手を出し始めると本の造りや綴じのことも知りたくなってくるんですよね。
 
 
私自身過去にこんな記事を書いています。
 
【結局は製本のことを知りたくなって…】
 
 
そんなわけで続編も早速購入しました。
 
 
特に参考になったのは、バラバラになった絵本の綴じ直しと1枚もののの資料をまとめる製本作業。
 
あとはジャバラ型のクータを使うクータ・バインディングのこと。
 
先日の記事で紹介した『図書館のための簡単な本の修理』や『とらの巻』第1弾でも一般的なクータのことは丁寧に解説されていますが、『続・とらの巻』ではジャバラ型のクータを使う手法が紹介されています。
 
手で押さえなくても本が閉じないというのが最大のメリットで、手の不自由な方からの相談で生まれたそうです。
 
たしかに料理本などテキスト的な本では、作業中に手を離すと本がばたんと閉じちゃってイライラすることが多いものね。
 
そして、この本自体もクータ・バインディングで製本されているんです。背の部分を覗くとその造りが一目瞭然。
 
開発した渋谷文泉閣という製本会社のwebサイトにも解説が掲載されています。
 
クータ・バインディングとは?
 
 
 
 
 
正しい基本知識を知った上で、確保できる予算や時間に限りがある学校図書館に最適な修理方法を判断できるようになりたいなあと思っています。
 
 
 
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