ダメ、ゼッタイ。

地元の小学校図書館でのボランティア、細々とですが続けています。
 
 
たいていの場合は定期的に来校する図書館職員さんのお手伝い。
 
月に1〜2回、それぞれ半日程度お邪魔してきます。
 
 
始めてから2年程になりますが、これまではブッカーをかけたりバーコードラベルの上から保護シールを貼ったりという作業が中心でした。
 
その作業がほぼ終了したので、傷んだ図書の修理作業をぼちぼち進めています。
 
 
 
学校の本てビックリな壊れ方をしているものばかり!。
 
ブッカーがかかっていないので傷みやすい..という点を差し引いても。うーん。
 
ちょっと傷んだ時にすぐ手当をすればここまでにはならないと思うんだけどねえ…。壊れかかったものを使い続けているから加速度的に傷みが激しくなっちゃう。
 
 
 
部分的に破れているものはページヘルパーを貼るだけなのでチョチョイノチョイ。
 
『かいけつゾロリ』シリーズのページはずれは、水で薄めた糊をノドに細く注してからはずれたページをグッと押し込みクリップ止め。次回来るときまで置いておきます。
 
このような作業はサクサクと進むのですが、泣けてくるのがセロテープで補修されたものの始末。
 
 
ビリビリ〜っと破けた絵本や、ページがはずれてしまった『かいけつゾロリ』シリーズ。ご丁寧にセロテープでキッチリと貼り合わせてあるの(泣)。
 
これを丁寧に剥がすのが手間も時間もかかり心折れる作業です。
 
 
 
数ページに渡るセロテープ攻撃を始末してやっとノリ入れができる状態に。
 
午前中3時間もかかって、ゾロリの修理2冊しか出来なかったよ。
 
 
とにかく声を大にして言いたい。
 
図書館の資料にセロテープは厳禁
 
もし破れてしまったら、そのままの状態で先生や図書館のスタッフさんに申し出ましょう。
 
 
 
ちょっとした修理については、コチラの本が実用的でとても役に立っています。
図書館のための簡単な本の修理

 
 
 
 
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図書館員とらみちゃんの成長に合わせて新たに出版【本の修理】

またもや参加し損ねてしまった!!。
 
NPO法人書物研究会のクラウドファンディングプロジェクト。
 
【第2弾】傷んだ本の修理技法書を作り、本の寿命を守りたい。
 
 
2017年の第1弾はプロジェクト終了後にこの活動のことを知り、『もっと早く知っていれば参加したのに〜』と悔しく思っていたのですよ。
 
大切な本を未来に残す。傷んだ本の修理技法書を作ります!
 
Amazonから『とらの巻』の続編がオススメされて初めて第2弾のことを知ったというテイタラク。
 

続・図書の修理とらの巻
NPO法人 書物研究会
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図書の修理 とらの巻
図書の修理 とらの巻

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第一弾では本の造りや修理に関しての基礎的な考え方が網羅されている感じでしたが、続編では綴じ方の技術についてかなりページが割かれています。
 
新人図書館員のとらみちゃんがステップアップしたという設定。
 
 
 
 
たしかに、本の痛みをなんとかしたい!と小さな補修に手を出し始めると本の造りや綴じのことも知りたくなってくるんですよね。
 
 
私自身過去にこんな記事を書いています。
 
【結局は製本のことを知りたくなって…】
 
 
そんなわけで続編も早速購入しました。
 
 
特に参考になったのは、バラバラになった絵本の綴じ直しと1枚もののの資料をまとめる製本作業。
 
あとはジャバラ型のクータを使うクータ・バインディングのこと。
 
先日の記事で紹介した『図書館のための簡単な本の修理』や『とらの巻』第1弾でも一般的なクータのことは丁寧に解説されていますが、『続・とらの巻』ではジャバラ型のクータを使う手法が紹介されています。
 
手で押さえなくても本が閉じないというのが最大のメリットで、手の不自由な方からの相談で生まれたそうです。
 
たしかに料理本などテキスト的な本では、作業中に手を離すと本がばたんと閉じちゃってイライラすることが多いものね。
 
そして、この本自体もクータ・バインディングで製本されているんです。背の部分を覗くとその造りが一目瞭然。
 
開発した渋谷文泉閣という製本会社のwebサイトにも解説が掲載されています。
 
クータ・バインディングとは?
 
 
 
 
 
正しい基本知識を知った上で、確保できる予算や時間に限りがある学校図書館に最適な修理方法を判断できるようになりたいなあと思っています。
 
 
 
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【本の簡単な修理方法】実用的で頼りになる1冊を購入。

相変わらず地元小学校の図書ボランティアを続けています。
 
月に1回程度しか活動できないのですが、市立図書館から派遣されている学校図書館支援員の方に伺いながらお手伝いをしています。
 
これまでのところはブックコートフィルム(ブッカー)を掛けたり、背に貼られた分類番号を新しく貼り替えたり電算化のためのバーコードを貼る装備系の手伝いが大半。
 
その他にやらなくてはならない大事な仕事が破損した本の修理。
 
修理待ちの本がかなり溜まってきているので、まとまった時間が取れる日に取り掛からなくては…と思っているのですがなかなか腰があがらない…。
 
 
装備とは違い、本の壊れ方って1冊1冊違うのでそれぞれの本と向き合いながらどのように直すかを考えなくてはなりません。
 
 
これまでに県立図書館で定期的に行われる『本のお医者さん』や、市立図書館が開いてくれる学校ボランティア向けの修理講座に参加することで、本の修理についての概要は大分掴めたのですがやはり難しい。
 
その上予算の関係でブッカーの貼られていない学校の本は、公共図書館の本とは違う壊れ方をするものが多くて修理方法で迷うことがたびたびなんです。
 
インターネットで調べたり図書修理の本を読んだりと勉強はしているのですが、実用的で素人が取り組み易い解説にはなかなかお目にかかれません。
 
 
 
そんな折り、『こんな本が図書館に入っていましたよ』と支援員さんに教えられたのがこちらの本。
 
最近出版されたもののようです。
 

図書館のための簡単な本の修理
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早速図書館へ足を運び中身をチェック。
 
これは手元に置いておきたい!と早速Amazonで入手しました。
 
ページ数は多くありませんが、大判で写真を多用しながら詳細に解説してあります。
 
前書きにもありますが、この本は『保存』を目的としたものではありません。
 
利用頻度が高く(つまり人気がある)すぐに壊れてしまう絵本や児童書を、身近な材料と道具で手早く直しできるだけ早く書架に戻すことが目標。
 
どうしようもなく傷んだら最終的には買い替えることも視野に入れた修理方法です。
 
 
ちょっとしたページの破れなら、和紙とでんぷん糊を使った手のかかる方法ではなくページヘルパーのような補修用テープで直す、綴じ糸が緩んだ絵本も、多少の緩みであれば表紙を外して綴じ直すことまではせずにボンド+ヤマト糊のミクスチャーで押さえましょう、という考え方。
 
特に私が『有りがたい!』と思ったのは、公共図書館ではほとんど目にしないのに、ブッカーを掛けていない学校図書館の本にはとても多い背上部の壊れや欠け、見返し部分のはずれなどについての説明が分かりやすいこと。
 
こういうやつね ↓。
 

 

 
あとは見返しが壊れて背がバックリはずれた時にクータを入れる方法なども手順が具体的に解説されています。
 
 
実を言えば、この本で紹介されているケースはこれまでいろいろな方に教わってきたことや経験上自分の判断で行ってきたやり方が大半でした。
 
それでも、いつも半信半疑で恐る恐るやってきた方法が本になって紹介されているのを目にしたことは自信にも繋がってちょっとうれしかったです。
 
 
学校図書館など修理の必要な本はたくさんあるのに、誰かに教わる機会がなくて困っている方にはオススメの1冊。
 
 
コンテンツの量に対して値段が高めですが、自分で必要な時に手元にないのは不便なので自費購入しちゃいました。
 
 
学校の図書室に備えてもらって、ボランティアの皆さん誰もが手にとれるとベストなんだけどなあ。
 
 
 
 
 
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【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その4

ここまででジャケットの表面全体にフィルムを貼り終わりました。
 
ここまでの工程はこちら。
 
【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その1
 
【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その2
 
【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その3
 

【9.背付近のゆるみをつくる】

ここでジャケットをはずします。フィルムの糊の面が余計なところへ触らないように気をつけながら。

ちなみに、コートしてあるところならフィルムが貼り付いてしまっても引っ張れば剥がれるので貼り直せます。でも本文紙や見返しのようにコートしていない紙は一旦貼りついたらもうダメ。糊面同士もくっついちゃったら剥がすのは困難です。
 
ジャケットと本体の間にゆるみが必要な背に近いところの処理をします。

ジャケットの内側を上にして置いたら背から2〜3cmのところに切り込みを入れる。表紙側、裏表紙側ともに、逆さの台形ができるような角度で。

 
中央部分をジャケットの内側に折込んでしまう。1〜2カ所に補助の切れ込みを入れておくとキレイに倒せます。

 
上下とも同じように。

 
ジャケットを元に戻す。くれぐれも天地を逆にしないように!!!

 
 
【10.本体とジャケットを固定】

ジャケットと本体の上下を揃え、表紙の端がきちんとソデの折り目まで差し込まれているかを確認しながら、台形に残っているフィルムを本の天と地に貼り込みます。

ハードカバーだと表紙がかっちりしているので大丈夫なのですが、ソフトカバーの本を貼る際には表紙が歪んだり浮き上がったりしないいよう、空いている方の手でしっかり机に押さえつけながら作業します。
 
4カ所を貼り込んだら出来上がり。右手と左手を上手に連携させるのがちょっと難しいけれど、慣れてしまえばなんとかなるものです。
 
 
ちなみに【7】の工程で、ちょっと変わった角の切り落とし方をするのは、こういう↓仕上げをしたかったからです。

作業に使った本だと上手く写真に写らなかったので、図書館から借りていた黒い本を写してみました。
 
隅っこでフィルムが少し重なり合っているのと、角がうまく包み込まれているのがわかると思います。
 
 
 
真ん中から貼る方法は端から一気に貼るのに比べ時間と手間は少しかかりますが、心理的な壁がかなり低いので初めて挑戦する人にはオススメ。
 
それだけでなく、裏紙がついたまま角を切り落とすのでハサミにベタベタ貼り付かなくて作業がラクチンだし、切り落とした端材は掲示物やメモを貼るのにセロテープ変わりに使えるのもgood。
 
上手く伝えられたかどうかわかりませんが、少しでもどなたかのお役に立てば幸いです。
 

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【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その3

真ん中から貼るブッカーの掛け方の続きです。
 
ここまでの工程はこちら。
 
【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その1
 
【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その2
 
いよいよジャケット全体にブッカーを貼っていきます。一番ドキドキする工程。
 
 
【6.表紙側を貼る】

左手で裏紙をゆっくり剥がしながら右手に持った定規をスーッと左へ動かします。
 
ハードカバーの本を貼るときは定規を動かす力で裏紙を剥がしていってもいいのですが、ソフトカバーを貼る際にそのやり方をしてしまうと表紙が反る原因となるので要注意。

定規が表紙の左端まで来たら右手を止め、余白部分を左手で持ち裏紙を剥がしきらないようにしておきます。

 
【7.フィルムの角を切り落とす】

次にフィルムの角を斜めに切り落とします。写真は表紙側の「地」の角にハサミを入れているところ。

「天」の角も同様に切り落とす。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、剥がしきっていないベローンと中途半端な裏紙は表紙の下へたくし込んであります。

キッチリ45°の三角形でなく、切り落とされた側が扇形になるよう鈍角に切るのがポイント。また、本の角ぴったりではなく1〜2mm外側を切ると、最後の工程できれいに角を包み込むことができます。
 
 
【8.ソデ側にフィルムを貼り込む】

本をひっくり返し表紙を下にして台に置き、裏紙を全部はがします。写真では左手で本全体を支え右手で裏紙を剥がしています。

裏紙をはがすとフィルムが台形に残るので、手前から奥へ軽く引っ張りながらソデ側に貼り込みます。

 
【6】【7】【8】の作業を裏表紙側も同じように行います。


 
ここでひと段落。次につづきます
 
【真ん中から貼るブッカーの掛け方】その4へ続く
 
 
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