『世界の夢の図書館』

「美しい知の遺産 世界の図書館」に続いて『世界の夢の図書館』を借りてきました。


 
 本当にため息の出るような図書館の数々が、美しい写真をふんだんに使って紹介されています。コインブラ大学ジョアニナ図書館、フランス国立図書館リシュリュー館、オーストリアのアドモント修道院図書館などなど共通して紹介されている図書館もいくつかありますが、内容やとりあげ方についてはそれぞれに特徴があります。どちらかというと前者は文献的、後者はガイドブック的な印象を受けました。
 
 『美しい知の遺産〜』の方は時代ごとにまとめてあり、その時代的背景をもとに本や建築の特徴が解説されています。注釈も豊富で、図書館についての理解を深める参考書としてもかなり役立つように思いました。ひとつ残念なのは各図書館についての目次がなく、個々の名称を覚えていないと巻末の索引でも見つけることができない点でしょうか。
 
 一方『世界の夢の図書館』の方は西・南・中央・北の各ヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアなど地域ごとに章が別れており、各図書館ごとにページが割かれています。それぞれの土地の様子や設立の経緯、建物内外の特徴や見所なども平易な言葉で紹介されていて文字も大きくゆったりとしたレイアウトなので疲れずに読めるのが良いですね。
 また、所在地の住所やwebサイトのURL、開館日や開館時間などのデータも記載されていて実用的です。
 
 取り上げられた図書館が重複しているとはいえ、どちらも魅力的で手元に置いておきたくなるものでした。ただ『美しい知の遺産〜』のほうは値段がねえ〜。内容的にも少し固くしょっちゅう手にとって気軽に眺めるという感じではないので、実際に買うとしたら『夢の図書館』の方かなあ。

 
 余談ですが、先日この本を眺めていた義両親が『ポルトガル旅行でここに行ったよ!』とコインブラ大学の図書館のページを懐かしそうに見ていました。それはそれは素晴らしかったそうです。