ついついお楽しみ優先になってて、読むべき本が進まない…

気軽にパラパラとつまみ食いのように眺められる本、暗い歴史をひもとく本、バッグに入れて隙間時間に取出して読む本と、いうように硬・軟、大・小取り混ぜて借りるようにうしています。
 



 
 
 
にしても、一番先に読まなくてはいけないレポート用の参考図書がちっとも進んでいないんだなあ…。 
 
 

読み進められずに積みあげられてゆく本たち【メモ】

図書館に行くとついついあれもこれもと本を借りてきてしまいます。
その他にも書評などで見かけた本も気軽に予約してしまうので、結局期限内に読み切れないハメに….。
 
今借りている『反省させると犯罪者になります』も一旦返却して借り直して読んでいるので、かれこれひと月ぐらい手元にあるんですよね。この本はタイトルが刺激的ですが、内容は大変に説得力のある興味深いものなので最後までじっくり読んでから返却しようと思っています。
 


 
タイトルが刺激的でびっくりしますが、問題行動を起こした人間に早急な反省を求めることの問題点を指摘するものでした。
 
形ばかりの反省のことばを引き出してもそれは表面的な反省に過ぎず、それどころか本来目を向けるべき問題の本質を見失わせ問題行動の原因となった感情を押さえ込んだまま問題を先送りするだけである、そしてそれが将来より重大な犯罪を引き起こすことになるつながると筆者は述べています。
 
事例の紹介も豊富でとても納得のゆく内容でした。世の中の教育に関わる全ての人が是非読むべきだと思います。悪事を働いた生徒に反省文を書かせることが如何に無意味なことか、それどころかとても危険だということが分かりやすく書かれています。
 
このところバドミントンの桃田選手の賭博騒ぎが連日報道されていますが、丁度この本を読んでいるところへ彼の謝罪会見をテレビ報道で見たので、もしかしたら心の中では先輩の田児選手への逆恨みやバレてしまったことへの不満を抑圧したまま表面的な反省の姿を見せているのではないか?と心配になってしまいました。
 
 
 
 
その他現在借りている本をメモ。
 
『図書館情報資源概論』レポート用の参考資料として3冊

 
 
NHKの100年インタビューから小沢征爾さんの回の書籍化。

最近読んだ本【メモ】

読んだ本というよりは『借りた本』のメモです。
  


  

『女性官僚という生き方』の著者は、女性で二人目の事務次官となり定年まで勤め上げた村木厚子さん。「郵便不正事件」であらぬ疑いをかけられたことで有名な方ですよね。
  
均等法が導入される前の世代から若い方まで、霞ヶ関で働くキャリア女性達の生き方が紹介されています。みなさん様々な困難を上手に乗り越えながら、時には頑固に時にはしなやかに働いていらっしゃいます。
  
それにしても、みなさんほとんどが東大卒(村木さんは地方の国立大卒だそうですが)….というのは男性も女性も同じなんですね〜。親御さんも外交官や官僚という方も多く、優秀なひと握りの女性がさらに人並み以上の努力をしてはじめて、『官僚』という仕事の重責を担えるんだなあという印象です。

  
  

その『官僚』のイスを捨てて皇室に入った小和田雅子さんをとりあげたのが『雅子さま論争』。
  
これは面白かったです。
5人の論者が、少しずつ異なる切り口で皇室全体のあり方も含めた『雅子さま論』を繰り広げています。
  
雇用機会均等法第一世代からの強い共感という視点や、世代による温度差、美智子さまの時代との比較、紀子さまのありかたとの対比などなど、女性週刊誌のギラギラした舌なめずりするような書き方とは違った、社会学・心理学的な視点がとても興味深く一気に読んでしまいました。
 
   
あとの3冊はパラパラッとしか読んでいないのですが、どれも面白そう。
  
ちょっと期限内に全部読み切れそうにないので、もう一度借り直そうと思っています。
  
  
  

NHKと反知性主義

NHKの新年度予算案承認についての記事

 

NHKの新年度予算案が22日、衆院総務委員会で与党などの賛成多数で承認された。しかし民主、共産、維新、社民が相次ぐ不祥事とその対応などを問題視して反対し、全会一致にはならなかった。受信料で支えられるNHKの予算は党派を超えて全会一致で承認されるのが通例だが、籾井勝人会長が就任した2014年から3年連続で全会一致が崩れた。これは1988~90年以来だ。一方、一連の不祥事に対する信頼回復とコンプライアンスの徹底などを求める付帯決議案は全会一致で承認された。

 NHKの浜田健一郎・経営委員長は同日、報道陣に対し、「受信料で成り立つNHKとしては大変残念なこと。執行部には参院も含めて最後まで努力していただきたい」と語った。

 
 

記事にはさらに、2014年籾井会長就任後のNHKについての解説が続きます。
会長の数々の問題発言、籾井体制についてNHK内部でも批判が高まっていることなど触れた長くはない記事です。

 
 

普段ならNHKの予算案審議の話題なんてちっとも気に留めていないんですけど、ちょうど先日こんな本を読んだばかりでしたので、アンテナにピピッとひっかかったのでした。
 


 

NHK元経営委員の方が書いた本で、著者はコーポレートガバナンスを専門とする大学の先生です。
 
NHKの運営のしくみ、会長・理事・経営委員会というものの役目などの解説にもなっていますし、その中でどうして籾井さんが任命されびっくりポンな振る舞いを続けていられるのか、ということが分かり易く書かれていて面白く読みました。
 

ただ、その批判ぶりがちょっと感情的すぎるのと推測で書かれたところも多かったので、途中で辟易してきて最後の方は流し読みで読了。
 
『反知性主義』ということばを最近よく聞きますが、このNHK批判本のタイトルにするような言葉なんでしょうかね。随分と煽ったタイトルで『知性』的な印象を受けないと思うのですが…。

 
  
 

人の話を『聴く』技術

図書館で心理学の書架に並んでいて目についた本です。

【分類番号:146.8】
 
 

最近,相談事を持ちかけられることが多いのでなんとなく気になって手に取ってみました。
 
『相談事』というほど大げさではないのかもしれませんが,ご本人にとっては本当につらくて出口のないトンネルの中にいるような状態。
 
明確な答えがあるわけでもなく,ただ気持ちをあげることしかできないので,少しでもそういう機会に役に立てばなあ…と思いながら読みました。

 
初めて知ったのですが『精神対話士』という職業があるのですね。対話で心をケアするスペシャリストだそうです。
 
精神科医や臨床心理士と異なるのは,原因を探して医療行為により『治療する』のを目的とせず『聴く』ことで話し手の心を軽くする。つまり傾聴に徹することで,本人の気持ちを軽くし,自ら解決の糸口を見つけていくプロセス根気づよく寄り添い続けるのだそうです。

 
そのために大切なのは,相手に寄り添い,話を全て受け入れ,相手の気持ちに共感することに尽きるのだそうです。そのために必要な技術が具体的な事例を挙げながら書かれています。 

 

考えてみると,相手の話に共感を示しながら聴く姿勢を保つのはとても難しいことなのですよね。否定的な言葉や自分の意見を言わないとか,先回りして相手の言葉を先取りしないとか….。
 
対話の中でキーワードをさりげなく復唱したり,オウム返しに相づちを打つことなどテクニック的なこともいろいろと紹介されていますが,自分と明らかに違う考え方で共感できない時や,自分が傷つく言葉を投げかけられた時にはどのように対処したらよいのかというような,傾聴の姿勢が揺らぎそうな場面での上手な受け答えの仕方も紹介してあります。
 

65の項目に分かれていて,各項目2〜4ページにまとまっているのでとても読みやすかったです。細切れの時間にちょこちょこ読めるし,最初から順番に読まなくても気になった項目だけを拾い読みしてもよいのです。

 
重複する記述もあるのですが,結局のところ
・相手に寄り添い
・話を全て受け入れ
・相手の気持ちに共感する
という3点が最も大切な基本。迷うことがあったら全てはここに立ち返ればよいことが分かります。

 
 
あまりノウハウ本を読むことはない私ですが,久々に『これは役に立つ!』と思った本です。
 
教員や福祉の仕事についている方はもちろん,世のお父さんお母さんにもとってもおすすめですよ。