水戸芸術館で開催中の『カフェ・イン・水戸 R』。
今回は珍しく会期前半にGO!。
久々に涼しい風が吹く水戸市内。平日のせいか人かげもまばらで、ゆっくりと展示を見て歩くことができました。
今回はこれまでに開催されたカフェイン水戸と比べて随分と展示品の数が少ない印象です。
そのぶん壁の白さに引き立てられ、どの作品も3割増に素敵に見えましたよ。
カフェイン水戸は複数のアーティストの作品が展示されるため、毎回ごちゃごちゃな印象が先に立ち個々の作品の印象が薄れてしまう気がしていました。
今回は作品数が少ない分それぞれの個性が際立っていたのが好印象。
また、ざわざわと追い立てられるような気分にならずゆったりと気持ちよく味わうことができました。
今回は展示室ひとつにつきアーティストひとり。しかもぽんっと配置されているのがとても良い感じです。
第1室に入るなり『WAO!』と子どもが大騒ぎ。左右にかわいらしく揺れる色とりどりの小さなお花が床にも壁にもあふれています。
ヒンヤリと薄暗い展示室の中でぼんやりと光る宮永愛子さんのナフタリン作品も幻想的で気に入りました。
でも一番面白かったのは!
お客さんの大部分の方が見逃してしまっているというウワサの作品。
私もうっかり通り過ぎてしまうところでしたが、なんだかそのまま通り過ぎてはいけないような気がして『???』と見回し、通り過ぎようか、いや戻ってみようかとしばし思案….。
ちょっと不安に思いつつも足を運んで見ると、どうもそれが展示作品のようです。
本当にこれがアートなの????と思うのですが、見れば見るほど面白くこれを見るために何度でも訪れたいと思うほどです。
興味のある方は是非探してみて下さい。
ガイドブックと一緒にこんなうちわも配られていましたよ。
芸術館を後にして近所のデパ地下のパン屋さんへ。
家に帰ってから食べようかと思ったのですが、空腹に耐えかねてコインパーキングにとめた車の中でモグモグ。
ひと休みしてお腹も一杯になったので、街なか展示の『Mending Mito』にも足を運んでみることに。
裏通りのビルの一角でひっそりとやっているのですが、見慣れたまちの風景の中でアートに触れるという体験もなかなか新鮮ですね。
会場には展示監視のボランティアさんがお一人いらっしゃいました。
若い男の方でしたがとても感じよく接して下さいました。
今日は涼しかったけれど、冷房のない場所での酷暑の日々本当に頭が下がります。
頑張って下さい!