最近、よみきかせ用の本をゆっくりと選んでいる余裕がありません。
12月はクリスマス関係のものを…と思っていたものの、高学年ということで悩んでいるうちにタイムリミット。
結局、昨年6年生に読んだこちらの本を選びました。
単にウキウキワクワクのクリスマスというわけではなく、宗教的カラーもあまり強くなく、でもファンタジックなところが、『サンタなんていないもんね〜』とクリスマス気分を斜めに見始めるような年頃の子供たちにちょうど良い感じです。
昨年の6年生にくらべて、今回の5年生のほうがちょっと落ち着きがあって最初から興味津々な雰囲気が伝わってくる感じがあって読みやすかったです。
意外な伏兵が私の眼。普段は近視用の眼鏡をかけているのですが、老眼が入ってきたので細かな文字や手元の仕事をする時には外すことが多くなっています。
この『急行「北極号」』は横長の判型な上に小さい文字が左ページは左寄りに、右ページには右寄りに印刷されているのですが、私のよみきかせ用の持ち方(延ばした左腕で本を持ち、右手でページをめくる)をするとうまく文字が見えないことに気づいたのが当日の朝。
手前の文字を読む時は眼鏡を外してちょうど良いのに、遠い方のページは眼鏡をかけないと読めないのです。
それというのも、2ヶ月ほど前に眼鏡を新調した際に度を2段階進めてしまったせい。夜の運転時に見えづらくなっていたのを解消したくて遠くの見え方を優先してしまったんですよね。
困ったなあ….と一瞬慌てたのですが、とりあえず古い方の眼鏡をかけてみたらなんとかなりました。これからは絵本の文字の大きさも気にして本を選ばなくては….と思ったのでした。
1月の1年生用の本は、先日図書館に行った時に探してみました。自分ではなかなかコレ!というものが見つけられず、一緒に行った上の子にこどもの目で探してもらったこちらを候補に借りてきました。
家に帰ってから時間を計ったり、クラスの子ども達の顔を思い浮かべながら読んでみて、『ぶつくさモンクターレさん』に決定。
『文房具のやすみじかん』は若干図鑑風で、もう少し上の学年の方がよいかしら?と思ったのと、細かい解説部分の絵が小さいので、よみきかせには無理があるかなあという感じ。
『ポテトむらのコロッケまつり』はコロッケがとってもおいしそうで捨てがたかったのですが、大きなコロッケを作って食べるワクワク感を上手に読んで伝えられそうになかったので、とりあえず却下しました。
『ぶつくさモンクターレさん』は、いつも何に対してもぶつくさと文句ばかり言っているモンクターレさんが、最後は奥さんに「文句ばかり言っているとみんなにきらわれちゃうよ』と諭す場面がオチになっている愉快なお話です。
ページをめくるたびに、いろいろな場所でモンクターレさんがぶつくさ言うのがなかなか面白いのです。徐々に『次はどんな文句を言うの?』という期待が子供たちから感じられるようになるので、こちらも楽しくなってきます。
一日中村の人たちに文句を言っていたモンクターレさん、家に帰ると奥さんからこっぴどく文句を言われる場面ではぷぷぷっと笑い声が聴こえてきます。
少人数のクラスでは、読みながら子供たちの反応が手にとるように分かるのがとても楽しいんですよね。
今年度のよみきかせはこれで最後。来年度もお声がかかれば是非参加したいと思っています。