数年前から水戸芸術館の『友の会会員』になっています。
館の運営を支援するための『運営維持会員』『友の会会員』というふたつのシステム。
『運営維持会員』の年会費は一口50,000円。こちらは寄附扱いなので税制上の優遇措置があるそうです。
超庶民の私に年会費50,000円はさすがに金額が大きすぎるので、年会費2,000円の『友の会会員』になっています。
会員になると、音楽・美術・舞台全てのジャンルについての年間スケジュールやチラシ、会報等の印刷物を送って頂けるほか、1年間有効の会員証とともに、現代美術ギャラリー企画展への招待券2回分・団体割引料金での入場引換券2回分が送られてきます。
他にもミュージアムショップで5%割引があったりと上手に利用すれば年2,000円はモトがとれちゃいますね。
いろいろと会員特典がありますが、私にとっての1番の魅力は何といってもチケットの先行予約ができることです。
公演によっては先行予約のないものもありますが、水戸室内管弦楽団(MCO)の定期演奏会や著名なアーティストのチケットが一般販売の3日前に予約できるのはかなり嬉しい!(維持会員だとさらに1日早く、一般販売の4日前から予約可能なんですけどね)
もとはと言えば、地元にいながら小沢征爾さんが指揮するMCOの公演チケットがなかなかとれないので、少しでも確率が上がればなあと思ったのが会員になったきっかけでした。
その後、小澤さんや内田光子さん、森麻季さんの公演を先行予約で入手してきました。
先日は、1月にあるクリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルとソプラノの幸田浩子さん出演の『ちょっとお昼にクラシック』のチケットを予約したところです。
ツィメルマンと言えば、当時最年少でショパンコンクール優勝の美男子ピアニスト。
天の邪鬼な私はショパン弾きの貴公子だった頃の彼にはあまり興味がありませんでした。自分自身がショパンそのものへの興味を失っていた時期だったからかもしれません。
あれから30年、今回はオール・シューベルト・プログラムということで、年齢を重ねた名ピアニストの奏でるシューベルトというのがとても楽しみです。
もうひとつ、美しいコロラトゥーラ・ソプラノの幸田浩子さん。
森麻季さんと並んで、声楽、特にソプラノなんてちっとも興味がなかった私にその魅力を教えてくれた音楽家です。
まだ2ヶ月以上先の話ですが、とっても楽しみです♪