到来物が増えるこの季節。ついて廻るのが梱包材の後始末。
送り主の顔を思い浮かべながら嬉しい気持ちを味わう一方、増えるゴミにちょっとガッカリするのも正直なところ。
最近は企業もいろいろと考えるようになったのか、簡素な梱包が増えてきているのは嬉しいことです。
感激したのはこちらのエビスビール4種セット。
【送料無料】【ギフト品】【代引不可】エビス 4種セット YWF3D
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商品の入ったボール箱に店名入りビニール帯がクルリとひと巻きされ、その上に宅配便の伝票が貼ってあるだけ。
ビニール帯をチャッと剥がすとその下に小さな『お歳暮』の短冊が貼ってある。
その短冊はピッと綺麗に剥がせ、中身を取り出したらサッと簡単に畳める空き箱。
内側の仕切りも簡単に外せるし、箱の組み立て部分を壊すのもボール紙の端で手を切ったり爪を痛めたりしないよう小さな工夫が散りばめられています。
商品そのものの良さもさることながら、受取った人の手間やゴミの削減に気を配っているという姿勢がうれしいね。
最近はプラスチックの緩衝材を使わず紙製品をクッションにしたり、ボール紙を上手に組み立ててあったりで、過剰包装が問題視され出した数十年前に比べたらかなり改善していると感じます。
一方で、お菓子のように繊細な物だとどうしても過剰包装になってしまうのか、素敵な外箱を開けるとオシャレな缶が入っていてその缶の口をグルーッとビニールテープが廻っている。テープを剥がして蓋を開けると全面を覆うプチプチのシート。
ようやくお菓子にお目にかかると、個包装のチョコレート菓子などが数個ずつ入ったビニール袋が仕切りのついたプラスチックトレーに並んでいるというのもよくあること。
大量に出てくるゴミの山を見ると嬉しさも半分なりという感じ。
もうひとつ、嬉しさが10分の1くらいになっちゃうのが発泡スチロール箱(トロ箱)。
産地から氷詰めのクール便で鮮度の良い海産物などが届くのは嬉しいのだけれど、この丈夫でがさばるスチロール箱が大問題。
ゴミ袋に詰めるために破壊して小さくするしかないのですが、そうすると発泡スチロールのツブツブが散乱。さらには静電気であちこちにまとわりついてイライラすることこの上ない。
いつもなら45Lゴミ袋ひとつで済むところが、もうひとつ余分にゴミ袋を使ってしまったりで、とってもモヤモヤします。
コンビニやスーパーのレジ袋を有料にしたり自治体の有料ゴミ袋制度で末端消費者に負担を強いるのは割とすぐに制度化されるんだけど、商品を送り出す最上流にいる企業が包装材を工夫したり、スーパーなどの販売者が発泡トレーの使用量を減らさざるを得ないような仕組みってできないのかな。
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