昨日に続いて、今日は情報サービス論レポートの第2課題です。
読み返して見ると、ただただ書誌の羅列でなんだか自分でもしっくりこないレポートです…。合格は頂きましたが、もう少し書きようがあったかなあ…。
【第2課題】レファレンスブックの定義・種類を列挙し、それに応じた具体的な事例(書誌情報と特徴)を示しなさい
(これについては誤って2014年度の課題を書いてしまっていました。正確には『レファレンスブックの定義・その種類、特徴をまとめ、それぞれに応じた具体的な事例(書誌情報と特徴)を示しなさい』でした。)参考のために前年度のシラバスをダウンロードして持っていたものを、今年のシラバスとごっちゃにしてしまっていたようです。反省….。今回はお目こぼしして頂けて本当に良かったです。
はじめに
現在の図書館情報サービスにおいて利用できる情報源として、レファレンスブック、オンラインデータベース、パッケージ型電子メディア、インターネット上の情報等がある。その中でもレファレンス資料として基本となる、冊子体のレファレンスブックについて以下に述べる。
本文
レファレンスブックとは「既知の情報を整理して項目見出しのもとにまとめ、それを一定の順序に排列することによって、特定の情報が容易に見つけ出せるように編集された知識の本」であり1、(1)情報そのものである『事実』を扱う事実解説的なものと(2)一次資料を探すガイドの役割を持つ案内指示的なものに大別される。具体的な例を以下に列挙する。
(1)に属するレファレンスブック
(i)辞書—普通語をはじめ漢語・外来語・方言・慣用句・地名などを収録した国語辞書として「『広辞苑』第六版,新村 出 等,岩波書店,2008」等多数。特定の国語の単語について他の言語で語義・用法を表す対訳辞書として「『オックスフォード・カラー英和大辞典』,福武書店,1982」「『独和大辞典』第二版,国松孝二 等,小学館,1998」等。特定の作品中に用いられた言葉を排列した語句索引に「『万葉集総索引 単語篇』,正宗敦夫,平凡社,1974」聖書の語句を対応原語とともに排列した「『聖書語句大辞典』,日本基督教協議会文書事業部,教文館,1959」等。学術用語に関する術語辞書として文部省(現文部科学省)と各分野の学会が共編した『学術用語集』の各編があり、これを基礎に多くの専門事典が編集されている。
(ii)事典—幅広い総合的な知識を網羅した百科事典として「『世界大百科事典』,平凡社,1988」等。物理・化学分野における「『岩波理化学辞典』第5版,長倉三郎 等,岩波書店,1988」、日本の歴史についてあらゆる分野と時代について網羅した「『国史大辞典』,同編集委員会,吉川弘文館,1979-97」のような専門事典がある。
(iii)便覧—各種統計データや諸表を掲載した実務的なハンドブックなどを指し、世界各国の基本情報を収載した「『最新世界各国要覧』12訂版,東京書籍,2006」や自然科学関係の諸データを収載した「『理科年表』,東京天文台,丸善,1924-(年刊)」等。
(iv)図鑑—図や写真を主体に解説を加えたもの。動植物に関する図鑑の他、美術全集、日本の古代からの服飾について写真と解説を収録し索引を付した「『原色日本服飾史』,井筒雅風,京都,光琳社出版,1982」等もある。
(v)年表—歴史上の事項に関する年代順索引。
(vi)地図帳—一般地図帳の他「『世界史アトラス』,総合社 編,集英社,2001」のような専門地図帳等。
(2)に属するレファレンスブック
(i) 書誌—国内出版物のリスト「『日本全国書誌』国立国会図書館1981-(週間)」や官公庁刊行物の書誌等。
(ii)目録—全国の公共図書館の所蔵データをオンラインで提供する「『総合目録データエースWWW検索サービス』,国立情報学研究所(NII)」のように書誌の所在を明らかにするもの。
(iii) 抄録—図書・新聞・雑誌文献など書誌単位又は語句や内容レベルの検索のための索引、図書や原著論文の内容を要約し、その書誌データとともに収録したもの。
おわりに
膨大な数のレファレンスブックを使いこなすには知識と熟練が必要である。より多くの人々が容易に情報を入手するために、これらの情報源をオンラインで横断的に検索できるシステムが求められるのではないだろうか。
以上
【講評】評価:B
1.レファレンスブックのガイドも確認しましょう。『日本の参考図書』が事例です。
2.各レファレンスブックに実際に触れ、その特徴を熟知する様心がけましょう。
(講評に興味のある方は、【講評】の下の数行をマウスでドラッグしてハイライトさせて下さい。)
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