年末のヨミウリオンラインに興味深い記事が掲載されていました。
まだ「おせち」食べる?気になる正月の風物詩
『50代主婦』カテゴリーの皆様のブログを拝見していると、大抵の方が正月のおせち料理を用意されています。
手作り派・外注派・半外注派と用意の仕方はそれぞれですね。
私は半外注派。
しかもこの記事にあるように、近年増えているというイベント系の個食寄り。
かまぼこや昆布巻、栗きんとんなど家族が好むものだけスーパーで購入し、縁起物と言われるものでも家族が好まないものは買わなくなってしまいました。
ですから定番のおせちメニューでも黒豆や田作り、伊達巻きが入っていないという….。
自分で作るのは煮しめと紅白なます、年によって豚の角煮が加わる程度です。
数の子やいくらは年末に頂くことが多いので、入っていることが多いかな。
上の子がバイト先でいただいてきた塩茹でのタコをスライスして並べたこともありました。
正月にタコというのはどうも茨城(しかも大洗・那珂湊近辺)特有らしく、年末になるとスーパーにもタコ1匹丸ごとで売られています。
例年は大晦日の夕方に全ての料理を重箱に詰めておくのですが、今年はワンプレート盛り(といえばカッコいいね)。
買ってきたものは包装から出して切りそろえ保存容器に入れて冷蔵庫へ。元旦に大皿へ盛りつけるだけにしておきました。
重箱を使わないと準備や洗い物の手間が省けるねえ。来年もこうなっちゃうかも。
雑煮を好まないオットと下の子の希望でお餅は焼いて海苔でくるんだ磯部巻。すまし汁は別にお椀によそって汁物的扱い。
私はすまし汁のお椀に焼き餅を沈めた通常のお雑煮。この時点ですでに個食状態ですよ。
『縁起物』どころか食卓に並んだものから好きなものだけ箸をつけて「ごちそうさま〜」という下の子。
こんなんでいいのかしら….?と伝統行事の継承という意味ではちょっと問題ありかも。
自分の幼少期を思い出してみると、かまぼこ、田作り、昆布巻など時間と手間がかかるものはスーパーで購入。
煮しめ、なます、菊花かぶなど普段のお惣菜の延長のようなものは手作り。
あとは年によって、松かさ焼きや煮豚、海老の焼き物を作ったこともありました。
松前漬けや数の子の醤油漬け、黒豆などは年によって手作りだったり買ったり半々だったかなあ。
母が付録の家計簿目当てで毎年(年末だけ)買っていた『主婦の友』のような婦人雑誌の新年号には一の重から与の重まで『おせちフルコース』が紹介されており、その素敵な写真を参考にしながら私が重箱に詰めた覚えがあります。
田作りや昆布巻などは子どもの私にはちっとも美味しくありませんでしがたが、『縁起物だからひとつは食べなさい』と言われてしぶしぶ箸をつけたものです。
お雑煮は関東風のすまし汁。鰹節で濃いめにとった出汁に塩と薄口醤油で味付けし、ストーブで焼いた餅にみつばとなるとのシンプルなもの。ゆずの皮が散らしてあったこともあったかな。
こうしてみると実家のやり方から大きくは変わっていない感じはするけれど、簡略化されている部分もかなりありますね。
我家の正月も『クリスマス=ケーキ+チキン』と同じく、『正月=大掃除+おせち+お年玉』のような季節のイベントのひとつになりつつあると感じます。
そのせいなのか正月気分は元日だけ。さすがに三日目ともなると単なる冬休みになっちゃうわ..。