つらいつらい高校時代の思い出に長い間縛られてしまった筆者が、教室の中で傷ついて苦しんでいる若い人たちに向けたエッセイです。
他人ルールで自分の存在を評価してはいけないよ、とメッセージを送っています。
小説家でイラストレータの橋本治さんの本。
『わからない』が全てのスタート。『わからない』からわかるようになるために勉強する。知らないことがたくさんあるから知りたいこともたくさんあって、気がついたらそれって勉強じゃんて感じ?
ちょっと読みにくかったけれど、なんだかとても共感できる内容でした。
何かを教えるという行為はその人の人生まで含めて教えることだから、教わる方にとっては鬱陶しい。だから親子(特に同性間)だとぶつかるんだっていうくだりに、『なるほど〜!!』と膝を打ちましたよ。
前から気になっていた絵本。全ページ版画。
毛布にくるまって寝ている表紙のヤマネコの表情がとってもいいです。