洗濯物を干していたら私の仕事用ウインドブレーカのポケットに何か入ってる?。
洗濯カゴに放り込む時に確認したはずなのに…と不思議に思いながら取り出したのは、愛用の腕時計。
『やっちまった〜。でも防水だから大丈夫よね。』
なんて思ったらとんでもありませんでした。
見事にガラスが曇っている!!
洗濯機の威力は凄いな。
強力脱水の凄まじい遠心力ではさすがの200m防水も役に立たなかったようです。
あわてて海苔やおせんべいに入っていた乾燥剤を詰め込んだジップロックに2〜3日閉じ込めてみたり、お日様がカンカンに当たる車のダッシュボードに放置してみたけれど全く効果なし。
結局メーカー修理を検討することに。
CITIZENのwebサイトから修理見積を頼んだところその日のうちに返信があり、その症状ならオーバーホールして1万円程度とのこと。
1万円出せば安い時計なら買えちゃうけどねえ。
でもね、この時計とっても気に入っているのよ。
電池交換が必要ないソーラーパワー、ベルト交換も要らない金属バンドという条件で探しまくってようやく見つけたもの。
それにケースもバンドもチタン製なので、軽い上に金属アレルギーのある私には汗をかいても手首がかぶれずありがたいヤツ。
ダイバーウオッチとして使える200m防水、見やすい文字盤。
その割にはデザインがごつすぎずスーツのときでも浮かないところもお気に入り。
かつてロレックスでとっても好みのデザインがあり、中古を買おうかどうか何年も迷っていた時期があったのだけど決心がつかなくてねえ。
その頃にネットでコレを見つけて即買いしたのが10年くらい前のこと。
今はこの系統のモデルがなくなっているみたいね。
1万円ならやっぱり修理だ!と早速宅配便で送ったところ、到着後すぐに連絡のメールをいただきました。
ケースを開けてみたところ、水が入ったせいで針に腐食が見られるとのこと。
オーバーホール費用内で針とパッキンの交換。
水に浸かった機械内部を注油洗浄して組み立て直した後、防水を含めた各種検査を行い初期状態に復活させてくれるそうです。
これだけのことをして1万円だなんて、かえって申し訳ないくらい。
2週間程で宅配便で送り返していただき、修理代はクロネコヤマトの代引きでお支払いでした。
同封されていた修理伝票を見ると、機械の精度も随分と悪くなっていたようです。
機械精度は調整され外装もすっかり綺麗に!
見違えるようになって戻ってきましたよ。
どんなに高防水を謳っている時計でも徐々にパッキンが劣化するので定期的に取り替えた方がいいそうです。
私の場合はダイビングをするわけではないので生活防水程度で十分ですが、こんなにキチンと調整・掃除をしてもらえるのなら数年に一度の1万円は惜しくないと感じました。
今回メーカーに直接連絡をとり思いのほか安くてラッキーでしたが、高級ブランド時計だと10万円以上!?
ネットで修理・オーバーホールを頼める修理屋さんを検討するのもアリですね。
最高技術で時計修理・オーバーホール