読書メモ【勉強編】
夏は戦争の時代に思いを馳せることが多いね。
女性視点の戦後史を手にとりました。
分厚い本ではありますが、いくつかのメディアに寄稿したものをテーマごとにまとめたものなので、気になったところから拾い読みしつつ読み進めています。
こちらは司書資格の勉強をしていた頃に読みたかった内容でした。
『図書館サービス論』や『児童サービス論』、『図書館史』『図書館経営論』などのエッセンスをギュッとまとめたような内容なので、司書の勉強中の方にはいいかも。
著者は戦後日本の図書館黎明期に図書館界を背負ってきた方で、図書館の理想像を真正面から論じているところはかなり教科書的。
新書なんだから、専門職としての司書が根付かないどころか図書館行政がどんどん貧しいものになっているという現実への問題提起や解決策の提言がもっと欲しかったなあ。
大学教授の退官記念著書のような印象であまり新しい視点がなく、ちょっと期待はずれでした。
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