秋の音楽シーズンが始まったというのに、敬愛するペライア先生の活動がぱったりと止まっていて寂しい限り。
水戸公演は2回とも中止になっちゃったし、グラモフォンに移籍して『さあ、これからたくさんCDが出るぞ〜!』と楽しみにしていたのも空振りだし…。
体調不良と言われてから長いですね。
どこが悪いのか情報は全く目にしません。
2013年のステージで拝見したお姿は、ちょっと太っりすぎでは?顔色もちょっと良くないな、と感じたので、もしかしたら関係しているのかも…。
つまんないなあ。
なので、他にも好みのピアニストを見つけようとアンテナを張っています。
今のところ気になっているのは、トリフォノフとか来月水戸に来るラファウ・ブレハッチ。
ふたりともちょっと線の細い若きイケメンさん。
ブレハッチは恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』に登場する人物のモデルというか、恩田さんにアイデアを授けたピアニストとのこと。
ブレハッチ×恩田陸『蜜蜂と遠雷』対談「ショパン演奏に潜む苦悩と美学」(AERAdotより)
こちらは水戸芸公演のチケット入手済み。どんな演奏を聴けるのか楽しみです。
そして、私の中で久々の大ヒット(といってもYouTubeやAmazonMusicで聴く限りなんですけどね)はアレクセイ・ヴォロディン。
ロシアン・ピアニズムが伝えるファンタジーとユーモア ーーピアニスト アレクセイ・ヴォロディン インタビューーー(KAJIMOTOのWEBサイトより)
先日の東京公演を聴いた感想をブログに載せている方がいて、気になったのでAmazonMusicで探してみました。
おお〜!
目の覚めるような鮮やかなテクニックに加え、明瞭で颯爽とした演奏に惚れ惚れと聴き入ってしまいましたよ。
ペライア先生の美しく端正な演奏を思わせるのですが、熱き想いが溢れるのをグッと節制するのではなく、そこのタガをバリバリっと外した…とでも言ったらよいのか。
私の貧困なボキャブラリーではうまく言い現せないのが残念ですが、ダイナミックなのに奔放というわけではなく、細やかな美しさもあり冴えた響きがとっても好みだわ。
軽々と疾走していくショパンやシューマン。テンポがちょっと早すぎるかなと思う時もあるけれどスッキリしていて私は好き。そのあとにふっと陰が差すようなところがあってね、これまた素敵なの。
1977年生まれということなので、これに加えてまだまだ円熟していくわけでしょ。楽しみだわ〜。
ソニーやグラモフォンのようなメジャーなレーベルからCDが出ていないのが残念。
ダウンロードで買うか、来月で無料お試しの切れるAmazonMusicを継続するか悩んでしまう..。
今回の東京公演に引き続き、いずれ水戸にも来ていただきたいわ〜♪。
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コメント
こんばんは。
お久しぶりです。私もたまにペライア先生の情報がないかなぁと、ネットで調べてみても何も見つからず、どうしたものかなぁと思っていたところでした。心配ですよね。
さて、ブレハッチ 、水戸にいらっしゃるんですね。楽しみですね。キラキラした綺麗な音がペライア先生のそれと重なります。私も綺麗な音だなぁと何度も聞き惚れてハマった時期がありました。youtube でですけど(笑)。
アレクセイ、ヴォロディンは聴いたことがあるような気もするのですが、今一度YouTubeで聴いてみました。音が綺麗ですが、音の強弱の付け方や切り方、テンポに独特なリズムがあるように感じ、LEEさんの解説、私はすごく納得しましたよ。
LEEさんの紹介してくださったピアニストの奏でる音の特徴として、上品できれいな音が共通しているように感じました(違っていたらすみません>_<。)私の好きなピアニストはキーシン一押しなのですが、自己分析するに(笑)、綺麗な音が1番(おそらくここで、ペライア先生がLEEさんとの共通項としてでてきたのではないかと^_^。)、次に激しく濃いのが好きなので^_^、キーシンの奏でる音楽の大ファン、となるのかと思います^ ^。
今度お時間ある時にでもまたキーシンも聴いてみてください。まったり濃いです^_^。
でも昨年ホールで聴いた時には、綺麗な音の音符がホール中飛び交っているのが見えるような演奏で、それはそれはもう感激致しました。ホールで聴くのがよいタイプのピアニストなのかもしれません。迫力ある濃さになりますので、ヘッドフォンで大音量でホールで聴いているかのような錯覚をおこさせながら聴くのをオススメします。耳にはすごく悪いと思います(笑)。しかも濃いです(爆)。
やっちゃんさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます!
そうなんです。ペライア先生の様子が全く分からずとても残念。
今シーズン唯一の楽しみが、来月に迫ったブレハッチの公演です。
やっちゃんさんのおっしゃるように、私のピアノの好みは音の美しさ上品さにあるようですね。端正さ・清潔感と言ってもいいかもしれません。
熱くグイグイくる演奏は、歳とともに苦手になってきているような気がします。とはいえランランのようなテクニックに任せて弾きまくるような爽快さも結構好き(笑)。
やっちゃんさんはキーシン推しなのですね。あの髪型のせいか『やんちゃ坊主』なイメージがあって、ずっと聴かず嫌いできちゃいました。
このところ、若い頃から名前を知っているような馴染みの音楽家が次々と他界されているんですよね。30年も前から活躍されているのですから、考えてみれば当たり前なのですが。
私の好きなペライア、ポリーニ、シフといったピアニストもかなりご高齢。いつになっても録音では聴けるけど、やはり同じ時代を生きていないのは寂しいなあと、若めの音楽家も絶賛探索中という次第です。
ヘッドフォンで爆音ですか!。我家は私の他にはクラシック好きがいないので、大音量で聴けないのがちょっと不満なのですが、ヘッドフォンなら心置きなく自分の世界に浸れますね。
お勧めの音楽家の話など、ぜひまたコメントをお寄せください。