若い人に投資の話をキチンとできるように、自分も改めて勉強中。
出版年は2015年とちょっと古めだけど、こんな本を読んでみた。
著者は山崎元さん。初心者向けの投資本とかを何冊も書いている人ですよね。
銀行にお勤めの方を否定的に書いているわけではなく、銀行で勧める投資話には絶対乗っちゃいかんよ、というお話。
銀行窓口で投資信託を販売できるようになった1998年の『日本版ビッグバン』以降、地銀でも窓口販売が解禁になり、当時の銀行が投資信託を顧客に勧めまくっていたというのを初めて知りました。
手数料の高い投信を高齢者に強力に勧めていたという部分を読んで、ハタと思いだしたのが実家の母の話。
なんだか窓口のお姉さんが是非にと言うから申し込んでみたよ..とパンフレットや契約書類を見せられたことがあったの。
私自身、投資話は全て胡散臭いものというイメージしかなかったので一応否定的な返事はしたものの、買ってしまったあとということもあり聞き流しちゃったんだよね。
今ならよーく分かる。
先日改めてそのときのことを聞いてみたら、購入時の手数料も信託報酬も高い商品だった模様。
しかも償還日が設定されていて、売るタイミングは自分で決められない仕組み。
最悪なことに、その投資期間(多分3年か5年くらいだったかなあ)がリーマンショックを挟んでいたこともあり、儲かるどころか投資額の半分近くを失ったような口ぶりでした。
一応リスク商品だという説明を受けていたから誰を責めることもできず、リーマンショックのせいだから仕方ない…と自分に言い聞かせる様子が切なかったです。
その話題の中で『満期』という言葉を何度も使っていたこともちょっと気になりました。
昭和の末から平成のはじめの頃には『10年預ければ倍に増え』た郵便局の定期預金のような感覚だったのかなあ。
銀行で勧められる金融商品を買ってはいけない。
今だったら絶対にやめさせたのに。とっても悔しい思い出です。
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