先日小学校の図書館で見た風景。
ちょうど3年生か4年生のあるクラスが所謂『調べ学習』に取り組んでいました。
それぞれテーマを決め、タブレットでインターネットにアクセスしたり図書室の本を広げながらフォーマットの用紙に書き込んでいる様子
子どもによってテーマが異なっているようだったので、自分で考えたものか提示されたいくつかの中から選んだのかな。
資料を開きながら『せんせ〜い、これ書けばいいんですか〜?』とひっきりなしに先生をつかまえている子がいます。
先生:『それは◯◯君が調べようと思ったテーマと合ってないんじゃない?』
子ども:『じゃあこれ?』。
先生:『うーん、テーマにはXXXXXって書いてあるから、それだと△△△の話だよねえ』
・・・・・・・・
なんて会話が延々続いています。
ひとりが先生を捕まえると、他の子もアドバイスが欲しくなるらしく次々と『せんせ〜〜〜〜〜い』の声が上がりだす。
みんなテーマが大きすぎて漠然としてて、何をどうしたらよいのか??????ってなってるよ。
正しい答えを写して早く終わりにしたい!って気持ちがひしひしと伝わってきて、こちらまでそわそわと落ち着きません。
先生が指導しようとすればする程子どもの混乱が酷くなっていって、最後は結局先生のイメージに沿ったレポートになっている印象でした。
簡単に『調べ学習』とか『アクティブラーニング』って言うけど、低学年のうちから段階を踏んでトレーニングしてこないと、なかなか難しいよね。
これからはどんどんこういうスキルが求められるようになるけれど、こんな調子で大丈夫なのかしら…?。
オバチャン心配になってしまったわ。
そのようなお勉強の時こそ学校図書館を多いに活用してもらえると良いのだけどねえ。
専任の司書さんがいないとそれも難しいかなあ。
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