たまたま読んだオンラインの経済紙にジャック・ウェルチ氏へのインタビューが掲載されており、その中で紹介されていた言葉が深く響きました。(リーマンショック直後の2009年1月に行われたインタビュー記事の再掲)。
「我々が恐れなければいけないのは、恐怖そのものだけだ」
大恐慌時に米国大統領フランクリン・ルーズベルトが述べた言葉だそうですが、まったくそのとおりだと感じました。
COVIT-19がきっかけとなった今回の世界的株安。
株だけでなく、比較的安全資産とされている債券や金までもが投げ売り状態のこの1週間。
株価が下がり始め『有事の円買い』で円高が進み出したた時は、まだ『暴落』ではなく『急落』程度だと認識していました。
でもこの数日の乱高下のすさまじさ、12日のNY市場での下落と13日の日経平均の下がりようを見ていると、ほんの僅かな投資信託と外貨をちまちま運用しているだけの私でさえ、そら恐ろしい気持ちになっています。
友だちのミセスワタナベは、かなりの額を株での運用に回しているそうですがリーマンショック時に評価額が半減したそうです。
『そのときのことを思いだせばこの程度の状況は怖くない、時間が経てば必ず復活するから』と言っていました。
経験の有無というのは、恐怖や不安への心持ちに随分影響を与えるものですね。
先日のトイレットペーパー騒動もそうですが、人間にとって『不安』『恐怖』との戦いこそが一番難しいのかもしれない。
感染症の蔓延や経済の縮小といった世の中の大きな流れに加え、ささやかな投資とはいえ急激に増えていく含み損、自営業である我家の今後の経営状態がどうなるのか…..、と考え出せば不安や心配事は尽きません。
そんな不安定な心持ちでいるときに『◯◯ショック』的な報道に触れるとますます精神衛生上よろしくない。
不安をますます煽るようなヒステリックな報道にもちょっと疲れてしまいました。
こんなときはネットやテレビから離れているのが一番。
週末で市場もお休み。今日はネットの為替チャートを閉じて、好きな音楽をBGMに仕事に集中することにするわ。
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