高校生の下の子。
『なにか面白い本、なあい?』と聞いてくるのですが、答えるのが難しい。
だって、どんな本が面白いかって人それぞれだものね。
小学生のころは、一緒に図書館や本屋さんに行ってもちゃちゃっと選んで楽しめていたようだけれど、さすがに大人向けの本はその調子では選べないようです。
今までにどんな本を面白いと思ったのかを聞いて、同じようなジャンルの本を薦めてみても反応は今ひとつ。
以前は『若いうちにこういう本を読んでほしい』という意識であれこれ勧めていましたが、最近は自分が読んで興味深かった本を『これ面白かったよ』と伝える程度。
だって、人に聞いておきながら『勧められると読む気なくなるんだよね』って言うのよ。マッタク。
先日も近所の大型書店であれこれ手にとってはいるのだけど、いまいち決められない様子。
普段文字の多い文章を読み慣れていないとガッツリした小説は楽しめないかもなあとは思うけど、かといって最近の作品ではなく定番というか評価の固まっている物?を読んでみたいらしい。
図書館でいろいろなジャンルや作家のものを読んでみたら?…って言っても、期限があるのはイヤだの借りた本は痛めないように気を遣うからイヤだの、いろいろ注文が多い。
私はどちらかというとノンフィクションや社会派なエッセイのようなものが好き。
ちょうど今読んでいるのが面白かったので、茶の間の目につくところに置いたりしています。
内容的にも高校生にはちょうどよさそうだし、文体も軽く読めてしまう感じ。
人気ブロガーちきりんさん。
プロフィールや本の内容から察するに私と同世代の女性ね。
共感できる部分も多いし逆転の思考でハッとさせられる視点もたくさん。
親世代からの押しつけ感が感じられないので、若い人には受け入れやすそう。
もう一冊、昨年亡くなった瀧本哲史さんのこちらを読んでいます。
まさに高校生の下の子に読んでもらいたい内容。
こちらは図書館で予約待ち。
ますます混沌とするこれからの世の中、もっともっと著作を読みたかったなあ。
早世されたのが本当に残念。
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