今回のNHK紅白歌合戦は、無観客というのが残念ではあったけれど歌番組として純粋に楽しめたのが私としてはかなり好印象でした。
大人数のアイドルが大物歌手の後ろで踊るといった、ガチャガチャと賑やかなばかりで面白くもない演出にはうんざりだった最近の紅白。
すっかりオバチャン化しているのか、今回の出場歌手が発表された時は『知らない出場歌手が多くてなんだかツマラナイ〜』と感じたのですが、初出場miletさんやあいみょんちゃんのような歌の上手な若いアーティストを知ることができたのは楽しかったです。
視聴者も出演者も幅広い年代を対象にしている紅白ならではの楽しみですね。
実力派歌手の登場が楽しみなのは言うまでもありません。
山崎育三郎さんの『栄冠は君に輝く』は何度聞いてもウルウルしちゃうし、ベートーベンの交響曲「田園」風にアレンジされた『田園』をフルオーケストラバックで歌う玉置浩二さんもよかったね〜。
最後の福山雅治さん、彼の美しいお姿を堪能できる超シンプルなカメラワークもGoodJob。
大トリMISHAさんの迫力ある歌声は言わずもがな。
年末ですから多少のお祭り感は歓迎だしプロの素晴らしいダンスなどを見るのも楽しいのよ、もちろん。
でもね本来歌番組なんだから、今回のように歌を堪能させてもらった上でちょこちょこっとお楽しみの演出が入る程度で十分なの、私は。
紅白を褒めたあとでなんですが、正月のテレビ番組ってこんなにツマラナカッタかしら?
例年なんとな〜くTVはつけっぱなしで子供たちがザッピングしているのだけれど、今年はほとんどテレビつけなかったわ。
元日は朝から家族で食べて飲んで喋っての弾丸トーク炸裂でテレビの出番なし。
午後になってからニューイヤー駅伝とサッカー天皇杯が流れていたかな?
あとは私の元日最大のお楽しみニューイヤーコンサートくらい。
2日・3日はオットが箱根駅伝を見ていますが、私はスポーツ中継にそんなに興味ないからね。
NHKのお正月ドラマも今年はちょっと期待はずれだったかも。若冲を取り上げていたけれど、なんだか入り込めずに早々に離脱してしまった。
10年くらい昔に放送した「坂の上の雲」のような素晴らしいドラマがまた見たいなあ。
民放の年末番組はどれもこれも評判悪かったようだし、テレビはオワコンというのを実感してしまった今年の年末年始。
スポーツや音楽・舞台の中継を見るツールとしの役割くらいしかなくなりつつあるのかも。
でも、そのためのツールならインターネットがあるからね。お茶の間のテレビに釘付けになる必要はないもの。
たまに民放のドラマが流れていても作りの浅さに鼻白むこともたびたびで、TV局が独自のコンテンツを制作して視聴者を惹き付けるのは難しい時代になってきたと感じます。
NHK派の私。2020年4月から始まったNHKプラスを便利に使っています。
タブレットを台所に持ち込めば番組を中断せずに済むので、茶の間のテレビ前でお尻に根っこが生えることがなくなりました。
上の娘がアパートのどでかいテレビで見る番組も『ねほりんぱほりん』や『グレーテルのかまど』などEテレのコンテンツが多いそう。
先日は「100分で名著って面白いよ、見てる?」って言われてしまったわ。ちょっと驚いちゃった。
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