ワード・エクセルって機能がやたらと多いので、『こんなことできないかな〜』と思ったらまずググってみるの。
たいていの場合は自分が思っていた以上の高機能な仕様が搭載されています。
ところが、ところがですよ!。
『インデント・TAB設定用のルーラ』がどうしても見つかりません。
普段の書類作りでよく使うでしょ?TABキーで好みの位置にカーソルを飛ばす機能。
表示している書類の上のところにルーラーがあって、つまみをつまんで動かすと好きな位置に設定できますよね。
それを縦書き設定の書類で使いたかったの。
どこかに設定があるのかも..とあっちのタブこっちのボタンとひたすらクリックしてみてもダメ。
そしたらなんと、
『縦書きではインデントのルーラーは表示されない仕様』なんだそうです。
『段落』設定ウインドウからさらに『タブ設定』のボタンで一段深い階層に入ると数値でタブ位置を設定するしかないみたい。
インデントはね、いいんですよ。一度『段落』設定から設定をしてしまえば文章全体にかかるから。
一行にいくつものTABを設定する場合、普段なら文章を見ながらスライダーで微調整するところ、いちいちウインドウを開いて数値を入力してから文章に戻って確認、という作業がとっっっっっっっても不便。
手順の画像を貼ってみるとこんな感じ。
書式 → 段落ウインドウを開く
左下の『タブ設定』をクリック
行頭からの距離を文字数で設定
『設定』『消去』を繰り返しながら微調整し、こんな感じの年表を10ページ分くらい作りました。
なぜこんなことに苦労したかというと、義父の自分史作りを請け負った際に長い長い年表を作る必要があったの。
小さな用紙サイズにいくつもの項目を入れるので、作っているうちに『これ入んないじゃん!』とTAB位置を広げたり狭めたりが頻発。
文章を見ながら微調整したいのに、いちいちタブ設定ウインドウを開いて『設定』『消去』を繰り返さねばならずもう、何度キーーーーー!!!!』ってなったことか。
本1冊作るとなるといろいろなルールがあることもわかったし、全体の体裁を整えるためにワードやAcrobatProの機能を駆使したりと本当に勉強になりました。
写真やイラストを入れたり、もちろん目次も。
ページ数としては数えるけれど印字はしない『隠しノンブル』をはじめ、本作りの常識を守ろうとすると、ただでさえ使い慣れないWordに悪戦苦闘させられました。
自宅のプリンターでプリントアウトするだけなら力技で誤摩化せても、完全入稿を前提で低価格をウリにしているプリントショップを利用するとなるとイメージ通り仕上げるには大変な労力です。
ショップと何度も見本をやり取りしてようやく100冊が納品された時は、感慨もひとしお。
話がそれましたが、もの凄く複雑な機能満載なWordといえども、横書き文化の国からやってきたソフトウエアなので縦書きには親切じゃないんだよ〜、というお話でした。
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