昨日の話の続きです。
下の子が通っている高校での卒業後の進路は、例年就職・進学が半々といったところ。進学組の多くは専門学校を選択、4年制大学へ進学するのはクラ...
成績が優秀ならば、『地元の国立大があるじゃないか』という話になりますよね。学部も文系理系よりどりみどりですし、自宅から通えますから4年間で250万円程度で済む計算。
奨学金を借りて、卒業後に全額自分で返済するとしてもかなり現実的な金額だと思います。
ただね、専門高校であるムスメの学校からその道はほぼあり得ない選択なのです。『専門高校』というだけあってカリキュラムが普通科とは大きく異なり、所謂5教科は必要最低限しか学びません。
学校から配布された取得単位の表と文科省が定めた高校資格要件単位の表を見比べると、英数国理社の5教科は本当に最低限でその他は専門科目の授業で時間割が構成されています。
3年間に取得するトータルの単位数は同じでも、主要5科目については学ぶ内容(深さ)が全く異なるのです。
先般の『高校やめる』問題が勃発した時に、高校卒業の履修要件に関しては一生懸命調べたのでこの辺はかなり詳しくなりましたよ(笑)
国立大の入試は英国数理社の5教科を万遍なく深く学んでいることが求められる上に、それらを学校で履修してきた生徒達と同じ土俵に立たねばなりません。
商業・工業・農業などの専門高校の生徒が普通科の生徒と同じ勉強時間で一般受験に臨んでも、国立大合格はほぼ不可能と言って過言ではありません。在籍する高校の勉強や実習をこなしながら死にものぐるいで受験用の勉強をすれば可能性がゼロではないでしょうけれど、そこまでの強靭な力を持った子は稀だと思います。
地元の国立大などからたまたま指定校推薦枠があって該当すればブラボー!ですが学年全体で1〜3人の狭き門。しかも推薦枠の対象学科に在籍している場合に限られます。
このようなわけで、専門高校から大学に進学したければ指定校推薦枠のある私大から選ぶか、不利を承知で一般入試にチャレンジするかになってしまうのです。
私がそのような受験事情を知ったのは、上の子の同級生の動向を聞いたのがきっかけでした。『◯◯高校では化学2っていう授業がないんだって』という話に驚き、その高校のHPに掲載されていた履修科目を見て初めて知ったのです。
ですから、数年後に下の子が専門高校を受験すると言い出した時にはかなり心配しました。
3年後の進路選びがかなり制約されてしまうことについては何度も話し合いましたが、結局は学力や通学の便も含め子ども自身の様々な想いもあり今通っている高校を受験したのです。
消去法ではなく積極的に選び取った結果ですからその選択に全く後悔はありませんが、入学が決まると同時に次のステップへ向けての費用捻出に頭を痛めることになったというわけです。
地元の私大に自宅から通学する程度の用意はほぼ目処がついていたものの、県外一人暮らし&理工系私大というコースも十分あり得る状況ですから、学費用口座の残高を少しでも増やそうと現在鋭意努力中。
まだ具体的な進学先は決まっていないので、奨学金が必要となればスムーズに申込が出来るような学内の手続きだけは申請済。
内弁慶で家を離れるのは気がすすまない一方で、興味を持てそうな学部・学科を選択しようとするとそうも言ってはいられず迷走中のムスメ。
さてさて、どのような選択をするのでしょうか。
子どもの教育、いろいろと悩ましいよね。
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