下の子が、学校から日本学生支援機構の奨学生予約採用に関する資料をもらってきました。
予約採用って??と思ったら【奨学金をもらう=奨学生に採用される】ということなのね。高3のうちに予約申込をしておくと入学早々から支給してもらえるので、その手続きが4月から始まっているということです。
生徒達向けの説明会があったそうですが『複雑でぜんぜん分からなかった〜』だそう。
私もサーッと目を通してみましたが、住宅ローンや事業資金借り入れ経験のある私たち親でさえ理解するのにひと苦労。世の中のお金の仕組みを良く知らない子にとってはチンプンカンプンだね。
とはいえ【学生本人】が借りる仕組みですから、こどもたち自身がよく理解できていなくては困ったことになります。ひと頃、奨学金の問題が大きな話題になったこともあってか、機構側もわかりやすく説明する努力はしているんだねえという印象。
まず読むべきは【早わかりガイド】という小冊子。日本学生支援機構って?というところから始まり奨学金の仕組み、給付型と貸与型のこと、申込の方法についての大枠が書かれています。
読み進むうちにだんだんとハードルが高くなってくるよ〜。
家族構成と世帯収入、進学先が国立か私立か、自宅通学か自宅外通学か、によって返還の必要がない給付型か、卒業後に返還する必要のある貸与型、さらにオプションで増額、利子の有無etc.
判定基準のうち【学力】は学校の評定平均値だから本人が調べられるけれど、世帯収入の部分が子どもにとってはハードル高いだろうねえ。『収入』や『課税額』と言われても、大人だって給与明細や確定申告書のどこにあたるのか迷うもの。
特に【給付型奨学金】は採用基準が厳しく、家計基準は年間所得に加え親の資産合計額(預貯金や株などの投資商品含む)も入ってくるの。
説明やケース例を読んでいると、給付型は一人親家庭を想定していることが分かります。そして家計状況の確認が毎年あるようです。
【早わかりガイド】で概要を掴み自分がどこに当てはまるのか見当をつけたら、お次は【給付奨学金案内】または【貸与奨学金案内】という冊子へ。
最後に【申込の手引き】を読みながらネットで申込情報を入力、書類の提出となります。それもマイナンバー関係書類は支援機構に直接提出しそれ以外は学校へという…。
ハードルがいくつもあるので、いっぺんにやるのは息切れしそう。連休にゆっくりやるか〜って感じ。
我家のムスメはまるで人ごとかのような受け止め。私だって『カネの心配ならするな!』と言いたいところだけれど、申し込むとなれば本人名義の借金という形。ちょうど良い社会勉強ということで、手出し口出ししながら一緒に取り組むことにするわ。
税金からお金を援助してもらうのだから楽には済ませられなくて当然でしょうし、そもそも大学に行くにはこの程度の書類を読み解いて申込手続きを完了できるくらいの力がなくてはダメってことなんだよね。
【日本学生支援機構】の奨学金について
文科省のサイトですが、大学生・高校生にもとっつきやすいよ
【文部科学省】高等教育の修学支援新制度を政策として詳しく知るならこちらから
高校入学時点で【家計基準】を理解しておけばもう少し対策がとれたのに、と反省。
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