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違和感のある言葉、昭和育ちだからかしらね…。



『真逆(まぎゃく)』って言葉を若い方がよく使っていることに気がついてから数年が経ちます。



スラングとか若者言葉っていうほど俗っぽい使われ方ではなく、落ち着いた印象のトーク番組などでも頻繁に耳にするので、私がこの言葉を知らなかっただけなのかなあと思っていました。


それにしても聞くたびにどうも落ち着きません。


先日もNHK-FMのトーク番組で耳に入ったこの言葉にかなり違和感があったので、気になって調べてみたらこのような記事がヒットしました。



 ことの発端は2年ほど前、ある日の大阪本社版朝刊1面にさかのぼる。紙面製作中に「真逆の結論」と見出しがついた刷りが出た。30年近く朝日新聞の校閲をしてきた私に…



偶然でしょうけれど、どちらも2013年に書かれた記事。


2004年の流行語大賞にノミネートされていたそうで、2000年代中頃から使われていたようだ、とあります。


「逆」「正反対」と言うよりも「真逆」と言ったほうが何を言いたいのか微妙にぼやけるので、ストレートな物言いを嫌う若者に多用されるようになったのではないかと考察されています。


若者言葉に分類される言葉であったか。昭和世代の耳に違和感があるのも道理だね。




2020年になると、このような新聞校閲に関する記事が。
 新聞社の校閲部というところはとても保守的で、新しい言葉、新しい表現をなかなか認めません。


2018年には広辞苑に採用されたそうですから、かなり市民権を得た言葉になっているのですね。






『言葉の乱れ』などと目くじら立てるつもりはないけれど、どうも好きになれない言葉のひとつです。




同世代の皆様は『真逆』使いますか?
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