新書だから〜、と軽い気持ちで読み始まったら良い意味で期待を裏切られました。
内容は質・量ともに豊富で、現在の日本の『貧困』諸事情を多角的に知ることができます。
データ分析に長け政策や役所視点の情報に詳しい阿部彩さんと、現場の取材経験が豊富な鈴木大介さん。
同じ『貧困』という問題に向き合っているけれど、立ち位置が全く異なっているところがミソ。
それぞれの得意分野を引き出し合い不得意分野を補い合うことで、読んでいるコチラの視野が広がる感じです。
この手の本にありがちな「問題点をたくさん並べて分析して終わり」ではなく、政策レベルから個人の心の持ちようまで、著者たちから解決策の提案があるところが前向きで好感が持てます。
『貧困?今の日本で?』って感じている人にこそ読んでもらいたい一冊でした。
阿部彩さんの冷静な分析と語り口に惹かれたので、ちょっと古めですがこちら⇩の著書も読み始めました。
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