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小さい希望の種をたくさん蒔けばいいんじゃね?



このところなんだかイライラすることが多くてねえ…


って、原因はコロナとオリンピックのあれこれに尽きるんだけどね。


腹が立ったりガッカリすることばかりなので、そっち関連のニュースはあまり見ないようにしようと思ってます。


そうなると、私の興味の焦点は教育とか投資方面になってしまうのですが、教育問題も考えれば考えるほど自分ではどうしようもないことばかりでやっぱりイライラ。



もうね、自分のことだけ考えてればいいわ、家に引きこもって仕事しながら投資でお金育てるのが楽しいわ〜ってなっちゃうの。


よくないよね。




はっ! 若者がどんどん内向きになって社会や政治のことに感心をもたなくなっているのってこういうことなの?







【小さい希望の種をたくさん蒔けばいいんじゃね?】


とは我家の高校生の今朝の言葉です。


なんでそんな話になったかというと…。


昨夜オットとふたりで見ていた見ていたNHKスペシャル、テーマはここ数年急激に増加している若年層の自殺をなんとか食い止めたいという大変重いテーマでした。


(6/20(日) 午後9:49 までNHKプラスでも配信しています。)




今朝は下の子を学校へ送る車の中でその番組の話題を出したのですが、我家の高校生の反応に自分たち大人の無力さを痛感させられてしまい、なんとも重い気分で帰宅。



“なぜ生きなくてはならないの?。自ら死を選ぶことがどうしてダメなの?。”


“生きてても楽しいことなんて別にないし、大変なことばかり。周りが悲しむからって引き止める理由にはちっともならないよ。”


“自分の意思で死のうとしてるところを周りの人に助けられちゃったら自分だったら恨むわ。”



と次々出てくる言葉に返せる言葉がなくて、自分の無力さを突きつけられてしまったよ。


番組の中では自殺対策推進センターの方たちの懸命の取り組みが描かれるのですが、無力感に苛まれる感じがよく伝わってきます。


亡くなった人がいて、後追いでしか対策の手を打てないというジレンマ。


『苦しみの渦中にいる若い世代の漠然とした生きづらさ、声を上げられない状況にどう踏み込んでいけるかが問われている』


自ら死を選んでしまう若者をなんとかして救いたいと最前線で闘う人の言葉が本当に重くてね、アップになったその眼差しに胸が痛くなりました。




周囲の者ができること、どんなに小さいことでも! と思いますよね。


SOSのメッセージをキャッチするために大事なのは、とにかく話を【聞く】、否定やアドバイスなしに【一生懸命に聞く】、うまく言葉にならなくても【待つ】、ことだそうです。





番組の最後に登場したのは昨年自殺を図った若い女性。


かつての自分のように苦しむ人達を救う側に立ちたいと、悩みを持つ人とカウンセラーを繋ぐマッチングアプリを立ち上げたそうです。


そこに書かれた【心の病を生む現代社会を変えていく】という言葉が、今朝の我が子の口にしたことと妙に繋がっているように感じました。


【小さい希望の種をたくさん蒔けばいいんじゃね?】



カーチャンも、社会を変えるのは無理だけど何か小さな種を見つけてみるよ。








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