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貧困ジャーナリズム大賞2019特別賞受賞作品【読書メモ】



いつもなら読み出すとすぐ寝落ちのベッドタイム読書。


昨夜は読み出したらとまらなくて、一気に最後まで読んでしまったわ。

著者 : 安田夏菜
講談社
発売日 : 2018-12-06



経済的に恵まれ有名私立中学に進学したものの落ちこぼれて公立校に転校した和真と、生活保護を受けながら病気の母と幼い妹の3人で暮らす樹希。


ふとしたことから互いの生活環境を知ることになるふたりの視点が交互に入れ替わりながら話は進み、貧困、ヤングケアラー、生活保護を含めた福祉行政などが中学3年生の視点で描かれていきます。


彼らの『居場所』となる大人の存在や、和真が自信を取り戻すきっかけになる小学生アベル君との関わり合い。


登場回数は少ないけれど、樹希の幼なじみエマの存在がまたいいのよ。


何か力になりたいけれど、安易な言葉がけは避けたい..って心遣い。でも必要な時は全力で協力するよ!!!っていう心意気がね。





実際にこういう状況に置かれているこどもたちが大勢いると思うと、なんとも切なくなったり、もどかしくなったり、絶望的な気持ちになったり。


ラストは希望があってホッとするのですが、現実はこううまくは行かないだろうな..とも思わされます。


だって樹希の強さがあってこその展開なんだもの。こういう行動をとれる中学生や高校生が実際にはどれだけいることか。


やはり、行政の努力を含め、近くにいる大人がプッシュ型で手を差し伸べていかないといけないよなぁと思わされます。















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