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漬物石か!中身も重量級な美術本【読書メモ】



1月にNHK「あさイチ」のプレミアムトークで原田マハさんが紹介されていた本。

ファイドン
発売日 : 2007-01-01




番組を見ながら「近所の図書館にあるかしら〜」と検索してみました。一番手近な市立図書館には所蔵なし。


一緒に番組を見ていたオットが「これ、買おうよ〜!」と言うのでAmazonで探してみたら7,000円ちょっと。


「ちょっと高いな…」と逡巡していたらあっという間にプレミア価格につり上がって万のオーダーに。今みたらなんとこの2007年出版の本は5万円!。

これにのっかるのはあまりにも腹立たしいので県内図書館ネットワークで検索。幸いにも市内にある県立図書館に貸出可の蔵書があったので借りてきましたよ。


窓口で受けとってビックリの分厚さと重さ。


ラスコーの洞窟壁画に始まり現代アートまで何千年にも渡る壮大な叙事詩のような美術解説の世界に圧倒されました。


美術事典という感じかしら、美術史を学ぶ人の必読書というのも頷けます。文字も細かくて貸出し期間の2週間で全ページ読破なんて到底ムリ。


とはいえ、文章は読みやすく教科書的な冷たさがないんだよね。原著が良いのか翻訳が上手なのか、とにかく美術に対する【愛】や【敬意】を感じる資料です。


1950年の初版以来、版を重ねて現在19版。35カ国語に翻訳されているのだそう。


1ページ目から順番にきっちり読むというよりは、気が向いた時にパラパラと拾い読みしたいタイプの本なので欲しいなあ…。


と思っていたら新装での再販が決まった模様。4月出荷予定とあるので、この値段で確実に手に入りそうね。








原田マハさんの美術系小説はミステリー感やスピード感にひきこまれるのはもちろんのこと、アートを愛する人達の哀愁や切なさが入り交じっていて大好き。


美術の専門家らしく、小説というフィクションの中に事実(史実)や彼女の推測・妄想(?)がシームレスに織り交ぜられていて専門家魂が溢れているところも面白いんだよね。






余談ですが、プレミアムトークの中でマハさんの「年の離れたお友達」として登場していた高橋瑞木さんは、以前水戸芸術館の現代美術センターでキュレーターをやっていらした方。


今では大層出世されて、香港のアートセンター「CHAT」でエグゼクティブディレクターをされているとか。「あさイチ」でなつかしいお名前とお顔が流れてビックリだわよ。







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