「ボリショイもマリインスキーも来日できなくなっちゃって、悲しくて落ち込む」とバレエフリークのマダムMからLINE。
コロナで公演がことごとくキャンセルされていたところに今回の軍事衝突だものね。海外のバレエダンサーは自国に戻ってしまったし、ボリショイやマリインスキーのトップダンサーを始めとする多くがウクライナ・ロシアの出身者。
Instagramでフォローしているお気に入りのダンサー達の悲しい投稿に、怒りとも悲しみともつかない気持ちになるのは本当によくわかるよ。
飲み仲間Kちゃんも加わり、しばらく昨今のモロモロについてLINEでひとしきりおしゃべりしました。
最近ある方に紹介されて視聴してみたドキュメンタリー映画の話を映画ヲタのKちゃんに振ってみたところ…。
このドキュメンタリー自体は知らなかったようなのだけど、同じ監督の作った別のドキュメンタリー映画をよく知っていて『あ〜、想像つくつく!彼は筋金入りなの。チャベスやカストロのフィルムも作ってるからね』だそう。
ほ〜、なるほどなるほど。
3人で話をしているうちに、同じ事案をまったく正反対の方向から描いた、よく似たタイトルのこれまたドキュメンタリー映画が存在していることが判明。
っていうか、こちらのほうが有名みたいね。yahooニュースの記事にもなっていました。
マダムMもKちゃんも視野の広い冷静なタイプ。自分の意見はハッキリ言うけれど、どちらかに肩入れして拳を突き上げるタイプではありません。
一般市民が犠牲になっている状況や力でねじ伏せるやり方に憤りを感じるのは大前提として、フィルターやバイアスのかかっていない情報や双方の視座による分析・解説が欲しいよね、というのが3人の一致した考え。事実は事実として「知りたい」し聞く耳はもちたいよね、と。
昔から「火薬庫」であった複雑な土地柄ですから簡単に白黒or善悪つけられるものではなく、遠い島国の人間に理解するのはとっても難しい。それだけになるべく先入観をもたずに両者の意見に耳を傾けたいの。
とはいえこれがとっても難しくてマスコミの煽る流れに乗っていないと何か罪悪感さえ覚えてしまうほど。
そういえば、2年前にコロナが蔓延し始めたときも同じような感覚を持ったような気がするなあ。情報の出所をよく確かめて自分のアタマで考えて判断するべきと思ってはいても、まったく自信がない私。
最近は下の子もいろいろな情報を拾ってきては自分の意見を言うようになり、家族皆でニュースを見ながら話をしているとあらたな気付きも多いの。知識の多さでは大人に叶わないけれど却ってストレートな正論が出てきたりね。
家族・友人・ネット上で繋がっている多くの方々の意見や視点を冷静に自分の中にとりいれていかなくては、と改めて自分に言いきかせておりますよ。
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