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多様性がなぜ大切なのかを具体的に教えてくれる2冊



頭がまったく回らない〜。暑いせい? もはやオツムの老化も来るところまで来たのか…?


とりあえず返却期限が迫っているので「読んだよ」の記録。


booklogに素晴らしいレビューがたくさんありますので、そちらを読んでいただく方が良いとは思いますが、サクッと自分の印象を残しておきます。


いくつかの事例を取り上げられているのだけれど、どれもこれも面白い。


9.11の大惨事は、組織として多様性に欠けていたCIAの大失敗だったって話や、1996年にエベレストで起きた大量遭難事故の遠因となったチームのヒエラルキーの問題点なんていうのは、感覚的にはすごくよく理解できる。その後CIAはその問題を改善しつつありその成果も出ているそう。


生まれた時からの筋金入りの白人至上主義だった青年が、大学でユダヤ人青年と出会いその信条を変えていく様子なども大変興味深い実例。


もちろん、単に女性やマイノリティの比率をあげて数合わせだけすれば解決というわけではないのだけれど、組織を健全に動かしていくには同質性の罠に陥らないことがとっても重要だというのがよくわかります。






学問的には地味で陽の当たらない分野と思われがちな【人類学】ですが、人類学的視点(Anthoro vision)が過去のエボラパンデミックや米国大企業の困難を解決するのに果たして来た事例がいくつも紹介されています。


特にサイエンスや経済学など、数字・統計・エビデンスという言葉でスパーンとぶった切られてしまう分野こそ、【人類学的視点】を取り入れることがいかに大切なことなのか。


アンソロ・ビジョンを身につけるとは、ざっくりですがこんな感じ。
・ 誰もが、自分は社会的・文化的な環境の産物であることを理解し、文化的な枠組みはひとつでないと受け入れる。
・ 人間のあり方は多様性に満ちている。
・ 他の人々への共感を育むために他人の思考や生き方に没入してみる。
・ アウトサイダーの視点で自らの世界を見直す



学問としてはもっと難しい概念がいろいろとあるのでしょうが、異なる文化・価値観をいきなり否定せずまずは耳を傾けるのって大切。




偶然ですが、並行読みしていた『多様性の科学』に書かれていることと共通点が多く、「どっちの本にどっちの話題が書かれていたんだっけ? 」っと混乱するほど。


どちらの本からも、異なる分野の知識・経験を突き合わせ、異なる立場からの多角的な視点を持ち合わせた集団であることが組織・チームの強さの鍵なのだと教えられます。







そういえば、今回発表された内閣人事、女性がたったの2人でガッカリ。しかも野田聖子さんが子供政策・少子化対策・女性か活躍etcの担当からはずされちゃったし。


最初はちょっと期待したけれど、結局は頑固でひとりよがりなハリボテリーダーなのかしらね。検討士キッシー。







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