年末のクリスマスイブな土曜日。
やることがたくさんあるはずなのに、半日も費やして作ったのがこちらのグラフ。
今年に入ってから電気代がぐんぐん高くなっているのを感じてはいたけれど、月ごとの使用料や我が家特有の事情とかもあるので、結局のところどうなってるのか一度確認してみたかったの。
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青い実線:使用料(kWh)
赤い点線:請求金額合計
棒グラフの内訳
青:基本料金+1〜3段料金の合計
緑:再エネ発電賦課金
黄:燃料費調整額
棒グラフの3色分を合計すると赤の点線で示した各月の支払いと金額が一致するようになっています。
webからデータで料金票を入手するスタイルになってからの2年4ヶ月分をExcelにチクチク入力しました(csv形式でDLしておけばよかったと思い知る)。
いろいろ気づいたことがあったので記録。
1. 今月の20,000円越えは2月以来10ヶ月ぶり。
2. 4月に子供部屋にエアコンを導入したことで、夏の冷房による使用量が増えた(はず)。
3. 昨年までは灯油ファンヒータだった子供部屋の暖房がこの冬からエアコンになったのが12月の使用量跳ね上がりに影響か?。
4. 2022年1月まではマイナス(減算)だった【燃料費調整額】が2月からプラス(加算)されるようになった。
暖房にエアコンを使うという経験がなかったので、3番目についてはよくわからないのですがエアコンて冷房より暖房の方が電力喰います? <経験談求む>。
っつーかさ、グラフにして初めて気づいたけれど、長期で見たら凸凹ありながらもうっすら右肩下がりの使用量に対して、請求額は右肩上がりじゃんよ!!
これはかなりショッキングな事態。
自営業の我が家では、電気喰いな設備をその月にどの程度使ったかで全体の使用量が大きく変動し気温の影響よりむしろ大きいくらいなので、請求額が上がっても「ああ、よく働いたからなあ」くらいにしか思っていなかったのですよ。
それがこうしてグラフにしてみることで、ちゃんと外的要因があったことに気づきました。
大きな要因になっているのが【燃料費調整額】。
2月まではマイナスだったのが3月から加算側に逆転、しかも全体の請求額に占める割合もどんどん増えている。
請求額の内訳がこんなにドラスティックに変わっていることに愕然としたので、あらためて単価計算。
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左軸が【燃料費調整額】と【再エネ発電賦課金】、右軸はまるっとひっくるめた料金単価。料金単価と燃料費調整額はぴったりと同じカーブを描いていますね。
燃料費調整額が上限5.13円に達したために8月以降の単価は頭打ちにはなっているけど、12月は使用量がどーんと増えたので人生2度目の20,000円越えと相成りました。ひょえ〜。
この2年間で1番安かったのは2021年2〜3月の28円/kWhですから、今月の38円というのは、なーんと35%の上昇。いくらぼんやりな私でも気がつくはずだわ..orz。
【燃料費調整額】についてはこちらにTEPCOの詳細な説明があります。
●電気料金に含まれる電力量料金は、燃料価格の変動に応じて、燃料費調整額を加算あるいは差し引きして計算します。
●燃料費調整額とは、貿易統計における原油価格や液化天然ガス価格などから算出される、その時々の平均燃料価格により毎月変動する調整額のことです。
【再エネ発電賦課金】の説明はこちらの経産省のサイト。
燃料費調整額が変動するのはわかるんだけど、再エネ賦課金まで値上がりしていたとは知らなかったよ。
2021年5月 2.98(円/kWh)→3.36(円/kWh)
2022年5月 3.36(円/kWh)→3.45(円/kWh)
今回の明細に記載されている来月1月の【燃料費調整額】も5.13円と変わらず。早々の寒波来襲で来月も20,000円越えを覚悟するしかないようだわ..。
原油価格も為替も落ち着いてきているはずなんだけど、いつになったら反映されるのかなあ。
#電気料金値上げ
#エネルギー価格高騰
#燃料費調整額