今朝はこんなニュースが目につきました。
結構前に注意喚起されていたのですね。知りませんでした。
農林水産省webサイト掲載の注意喚起(令和3年1月15日更新)
ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう
国民生活センター発表の分析結果(平成30年6月4日発表)
ビワの種子を使用した健康茶等に含まれるシアン化合物に関する情報提供
「がんに効く」のキャッチコピーは怪しいと思え、ですね。
「自然や天然、ナチュラルという表現は体に優しく、よいものだというイメージを持ちがちだ。しかし、自然界にはふぐの毒に代表されるように体に害を及ぼすものが多く存在しており、天然ということば自体が『安全』を意味しているわけではないことをぜひ知っておいてもらいたい」2023年2月16日NHKニュースより
ほんこれ。
「天然」「ナチュラル」「無添加」などのふわっとした言葉につられがちですが、トリカブトやふぐ毒、スイセンなど身近なところにも天然の毒はたくさんあります。
また、アルカリ剤の添加されていない「無添加せっけん」の使いにくいことは石鹸ユーザーの方ならよくご存知かと。
食品や洗剤パッケージに「無添加」という言葉だけがデカデカと記載されていると「何が添加されていないのかちゃんと書いてよ!!!」と常々腹立たしく感じているワタクシです。
昭和の頃に人工甘味料・人工着色料などの食品添加物、見た目や加工性をよくするための各種添加物がクローズアップされ、不安な消費者に対する『〇〇を添加していません』の言葉が重要視されるようになってからかなあ。
だんだん「無添加」「天然」の言葉だけが一人歩きするようになって『なんのこっちゃ?』になりつつある印象。
ふわっとした売り文句で惹きつけるのではなく、事実を正しく大きな文字で表示してくれる方がずっとうれしいんだけどな。
冒頭の話に戻りますが、難しい病気にかかった患者さんの不安につけこむような商品ってたくさんあって、身近な方が善意で勧めてくれるなんてこともよく聞く話。
心が弱っている時に忍び寄る心地よい言葉での誘惑にはよくよく気をつけなくては、と思いますよ。
【追記】
記事をアップロードした後に見つけた「無添加・不使用」表示に関す日本食品添加物協会の見解。ちょっと溜飲が降りた気分です。
「無添加」、「不使用」表示に対する見解
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